夫に怒られてばかり。
なんで、できないの?
なんで、わからないわけ?バカなの!?
本当、ダメな奴だな。
俺に指図するな!反論するな!
俺の言うことをきけ!俺の言うとおりにしろ!
何を言っても、夫の思い通りにしないと、怒られる。
意見が合う時は問題ないけど、意見が異なるときは、私が折れるばかり。
怒り出したら、手が付けられないし、自分が苦しくなるばかりだから、機嫌を悪くしないように神経を使う毎日。
そんな面倒くさい夫だけど、いいところもあるから。
私のことを考えて言ってくれるし…
私みたいな人間のために、ここまで気にしてくれる人なんていないし…
そんな夫婦関係でもいいやと思っていた、矢先に・・・
夫から離婚すると言われてしまった。
えっ!?なんで?どうして???
私は離婚したくないよ!
そんな気持ちを持ったあなたに、今回はモラハラする夫と離婚したくないと思ったら、考えてほしい3つのことについてお伝えします。
モラハラする夫と離婚したくないと思ったら、考えてほしい3つのこと
夫に依存していないか
夫の幸せが私の幸せになっていない?
夫の喜ぶ顔が見たい、夫が笑顔だと嬉しい。
夫が怒ってると自分が彼を怒らせてしまったような罪悪感でいっぱいになる。
彼が悲しんでいると胸がつぶれそうなほど、痛くなる。
どうにかして、彼の機嫌が元に戻るように自分のできることはなんでもしたい。
夫が喜んでくれるなら、自分のことは後回しでいい。そんな自己犠牲的な奉仕の精神は親しい人に対して、多少は誰しも持っていますが、それが限度が超えている可能性が。
自分と夫の境界線がなくなりかけている状態。自分を見失いかけています。
いくら夫婦と言えど、あなたと夫は別の人間。自分は自分、夫とは夫と線引きを意識するのはかなり重要です。
夫に気を遣うのが当たり前。
夫が怒っていないか、機嫌が悪くないか…常に顔色を見て行動するのがクセになっていませんか。
気配りができる、気遣いができる…とても素晴らしい能力ですが、それが悪い方向に働くと、常に夫に振り回されて、自分の意見だったり、自分が本当にしたいこと、素直な欲求が言えない、できない状況になって知らず知らずのうちに自分を押し殺していることになります。
夫に対して、嫌なことはイヤだと言える、気乗りしないことはNOと言える関係でしょうか。
お願いされれば、断れず、いやいややってる、しぶしぶ付き合ってる…楽しめている状態や関係性ではないなら、それはあなたが無理をしている証拠です。
尽くす妻。都合のいい妻。
気を遣うのが当たり前と似ていますが、夫に尽くしすぎていませんか。
いい妻であろうと努力して頑張りすぎていませんか。
いい妻ってどんな妻でしょうか。あなたはどんな妻を目指して、頑張ってきましたか。
夫への思いやりを持った妻、夫にいつも優しくできる妻、夫への理解がある妻…相手の言ったこと、やったことにたいして、寛大に包み込むように、なんでもしてあげる。
そんな妻でしょうか。
それぞれの夫婦の関係性によりますが、やさしく対応するだけが優しさとは限りません。
やるべきことをやっていない、責任を果たしていない、約束を果たさない、そんな時は厳しく相手に言ったり、対抗・抵抗したりできてましたか。
夫にとって都合のいい妻、居心地のいいだけの妻になっていなかったでしょうか。
なぜ、依存するのか
自分より夫ばかりを優先する…その根底にあるものはなんでしょうか。
見捨てられたくない。
夫以外、誰も自分のことなんて必要としてくれない。愛してもらえない。
そんな不安や恐怖を持っていませんか。
自分を自分で幸せにできないから、満たせないから、ほかのだれかに、夫に必要とされることで、自分の存在価値を感じている。
この状態は依存です、相手ありきになって常に振り回されてしまう状態で自分を失います。早急に精神的な自立をしていくことが大きな課題といえるでしょう。
自分を見失っていないか
べき思考にとらわれすぎていない?
あなたは自分の価値観や固定観念で自分のことを縛りすぎているかもしれません。
妻とはこうあるべき
夫とはこうあるべき
夫婦とはこうあるべき
何歳までにマイホームを買って、子供は〇〇して…
私の親はそうだったから
みんな(私の周りにいる数名)がこう言ってるから
女性はこうあるべき
そんな価値観であなたが結果的に苦しんでいるくらいなら、そんな価値観や思い込みは無意味です。捨てていきましょう。
「~べき」と思ってしまう時、「~するに越したことはない」に言い換えてみましょう。
自分なんて無価値
幼少期や成育歴、トラウマや今までの環境の影響などで、
「自分なんて愛されない」
「自分になんて価値がない」
「こんな自分じゃダメだ。」と自分を卑下してばかりいませんでしたか。
何かやるときも、周りの目を気にしてしまったり、人と比較して落ち込んだり、妬んだり、
でも弱さを出せない、助けてと言えなくて、無理してばかりだったり…
弱い自分を見せることができない、完ぺき主義、それは今までのあなたの置かれてきた環境下でそういう自分にならないと生き抜けなかったから、身に着けた一種の処世術といえます。
それらは決して、悪いものではないし、あなたの生きてきた証。責任感があったり、頑張り屋なのは素晴らしい事。
でも、もっと肩の力を抜いて生きてもいいのです。
誰もあなたを愛してくれないなら、あなたが望む形で、あなたが愛されてると実感できるようには愛してくれないかもしれません。
でも人それぞれ、愛の与え方、感じ方は違います。あなたが気づいていなかったり、見過ごしていたものが実は相手からの愛情だったりもするものです。
また、誰からも愛してもらえないと思っているなら、尚更、せめて自分位は自分事を愛して認めてあげませんか。
「好き!好き!」となる必要はありません。
「こんな自分でもいい」「こんなダメな自分、弱い自分も自分の一部なんだ」と自分に声をかてあげてみましょう。続けることで、きっと心が少しずつラクになっていくはずです。
自分の好きな事がわからない
周りに気を遣ってばかり、他人を優先してばかり、常に神経を張って生きていると自分のやりたいことに時間や労力を使うこともできなくて、自分のことは後回しでやってきたので、自分が本当は何が好きなのか、何がしたいのかが分からない…そんな気持ちなることがあります。
本当にいままで過酷な人生だったな、そういう生き方していたんだなと今までの自分をよくねぎらってあげましょう。
そして、少しずつでもいいので、自分のための時間をつくりましょう。
今まで気を利かせてやっていたことを、ひとつずつやめて行く。やりたくないこと、気が乗らないことを止めて行く。相手が悲しむかも、周りになんて思われるのか…と考えると怖くなるかもしれません。
でも、気になったり、罪悪感を感じるのは最初だけ。
あなたがやらなければ、誰かがやるし、誰もやらなければ、必要な時に必要な人がやるのです。
あなたが少しの「気にしない勇気」を持つことができれば、現実は少しずつ変わっていきます。
疲労感、やる気が出ない
やる気が出ない、なにもしたくない、頭が働かない…
自分のやりたこと・好きな事しろって言われても、何も思いつかない…
何もしたくない…
昔好きだったことも、今はしたいと思えない…
そんな状態の時は、あなたは完全にエネルギー不足になっています。
疲れて疲れて、疲れ切ってる状態です。そんな時は、できるだけ、睡眠をとりましょう。
ダラダラすることを自分に許可して、休むことに集中しましょう。
家事しなきゃ、あれやらなきゃ、これやらなきゃ…と思うかもしれませんが、一旦、ストップ、あなたの心と身体に元気が戻ってくれば、必ずまたやれると気がきます。今よりも手際よく、前向きなきもちでできる時が来ます。
疲れ切っているときは、身体を動かしたくも動かせない、何も心に届かない状態です。
そんな時は眠るだけ眠って、身体にエネルギーを充電させましょう!
自分の幸せは何か
幸せの感度を高めるために
この機会に自分自身の幸せがなにかを問いかけてみましょう。
夫がいるだけで、幸せ…
それはなぜ?
もし、ほかの人があなたを必要としてくれても、愛してくれても、同じことが言えますか?
彼じゃなくてはダメ!…あなたのことが嫌いで拒絶されても、あなたは相手を一身に愛し続けることができますか?
もしかしたら、誰かがいれば、これがあったら幸せ…というのは代わりのものに代替できてしまうかもしれません。
どんな状態の時に、あなたは幸せを感じるのか、嬉しいのか、過去の経験を振り返って、嬉しかった時に共通することが何かを考えてみましょう。
またあなたと夫は別の人間です。自分の幸せは自分の視点で考えなくては出てきません。
一旦、夫目線の物事の見方は止めて、「自分は」どうなのかで考え見ることが大切です。
また、あなたを幸せにするのは、幸せを感じるのはあなたの感性であって、幸せを感じる判断をしているのは全てあなた。自分次第なのです。
まとめ
いかがでしたか。
今回はモラハラする夫と離婚したくないと思ったら、考えてほしい3つのことについてお伝えしました。
- 夫に依存していないか
- 自分を見失っていないか
- 自分の幸せは何か
この3つの問いかけに素直に答えて、自分の気持ちが整理できた時、あなたはきっと、今までの自分とは物事の見方が少し変わって見えることでしょう。
そうすれば、やるべきこと、進む道がおのずと見えてくるはずです。
モラハラ夫が離婚したいと言ってきても、必ず離婚しないといけないわけでありません。
あなたが離婚したくない以上、裁判離婚で認められない限り、離婚は強制されません。
ただ、今回こうして離婚問題が出てきた以上、夫婦関係であったり、自分自身と向き合って今までの在り方を見つめなおす機会がやってきました。
幼少期から現在までの自分の生い立ち、生き方、考え方、思考のクセ、価値観、周囲との関係など、夫であったり、夫婦関係のフィルターを通じて、あなたが感じたこと、思ったことの根本を見直していくことで、より軽やかに生きやすく、あなたは人生を送れるようになるでしょう。
この記事が、あなたが自分と向き合う勇気をもつ後押しになれば嬉しいです!
よかったら、励みになるので応援お願いします^^↓