特徴

モラハラの原因は?モラハラ夫の家庭環境の特徴

なんで夫はモラハラするんだろう・・・

モラハラって治らないと聞くけど、どうしてなんだろう?何が原因なのかな?

それはモラハラ加害者を育ててしまった家庭環境に原因がありました。

今回はモラハラ夫の家庭環境の特徴についてお伝えします。

モラハラの原因は家庭環境にあり!

モラハラを生み育ててしまう家庭環境の特徴

・親からの愛情不足

・両親の不仲

・親からの過干渉・過保護

・親がモラハラ

1.親からの愛情不足

子どもは身近な親から「自分は愛されている」と感じて育つことが、人格形成の上で非常に大切です。

困っているときに助けてもらったり、日常生活のお世話をしてもらったり、遊んでもらったり、優しい言葉をかけてもらったり、泣いている時には慰めたり励ましてもらったりすることで「自分は大切な存在なんだ。ありのままで、十分に愛される存在なんだ。」と学びます。

そのため、虐待や育児放棄、ネグレクトなど成長過程で十分な愛情を受けることができなかった場合、不足した愛情をなんらか形で取り戻そうとします。

しかし、そもそもの自分への信頼感が欠如しているため、歪んだ形(非行や人を試すような言動、構ってちゃんなど)で示してしまうため、なかなかうまくいきません。

自分への信頼感が欠如した状態とは「自分には価値がない」と思ってしまう状態のこと。

そのため、無意識に自分の価値を上げよう、優位に立とうとします。また確実に優位に立つために自分より弱い人に対して相手をおとしめようとする言動をとったりします。(自慢やマウンティング、相手を激しく非難する、自分の責任を回避する)

また自分の与えられなかった愛情を埋めてほしい、わがままを聞いてほしい、自分の言うことを聞いてほしい欲求がエスカレートするとモラハラに発展していきます。

2.両親の不仲

子どもは身近な親や大人を見て、他者との関わり方を学びながら大きくなります。

つまり、親の人間関係や他者へのかかわり方をよく見てるし真似をする。親のやり方が世の中のスタンダード「当たり前」なのだと無意識に思い込む。

また、親がいつも喧嘩している、悪口を言い合っている、仮面夫婦(会話をしていない、会話はあるけれど用件のみ、夫婦として信頼したコミュニケーションが欠如している状態)などの家庭環境だと子どもは常に緊張状態で不安定な気持ちになります。

本来、家庭が子供にとって一番、安心できる場所でなければいけませんが、自分を守ってくれる家や両親がそんな状態だと子どもは拠り所がないまま、自分で生きていかなくてはいけません。

親の他者との接し方しか知らず、心理的な拠り所もないまま、一人で生きていくためには手段を選ばずに「やってはいけないこと」をやってしまう場合もある。モラハラがいけないことでも、自分を守るために、生きていくためにやむを得ず、モラハラを身につけます。

安心して成長できる家庭環境ではないと常に不安な状態で幼少期を過ごすため、ストレスも高く「誰も信用できない」と過度に自分を守ろうとすることが、結果としてモラハラに発展します。

3.親からの過干渉・過保護

なんでも指示したり、やってしまう過干渉や過保護な親は、子どもの意思や考える力、そして責任を持つ自覚を失わせてしまいます。

子どものやったことに対して、なんでも親がフォローしたり、しりぬぐいをしている状態は、自分の意見を持ったり、自分の間違いに気づいたり、反省したりする機会を奪います。

子どもが失敗しても「お母さんがいけなかったわね。」「先生が良くなかったわよね。」と言われ続けていると「自分は責任をとらなくていいんだ。」「自分は悪くないんだ。」と学びます。

モラハラする人は自分の落ち度を認めることができず「自分は悪くない」と自分でやったことに対して一切、自分を顧みることをしない。

 

また常に甘やかされて育った場合、「常に自分が優先」「自分が一番」という認識が刷り込まれているので、自分の意に外れる言動に対して、他者をコントロールしたり非難して、自分の思い通りにいかせないと気が済まなない。

本来は幼少期からの対人関係で学んでいくはずの我慢や思いやりや良心を学ぶ機会を与えられずに成長してしまったので、その価値観を変えていくのは相当の労力が必要です。

4.親もモラハラだった

夫婦のどちらかが、モラハラで家庭環境が常にモラハラ状態にある場合は、モラハラ状態が「当たり前」と子供は学びながら成長してしまいます。

一番、身近な両親が、子供に善悪を教えなければならない親がモラハラをしてる場合、子どもは間違った価値観を与えられて成長せざるを得なくなる。

モラハラをする親の考え方・行動・言動をそのまま引き継いでしまいます。

まとめ

モラハラが生まれてしまう家庭環境は親からの愛情不足、両親の不仲、親からの過干渉・過保護、親がモラハラでした。

モラハラ夫が原因というよりも、家庭環境に起因しているため、夫もモラハラの被害者だったりします。だからといって、モラハラが許されるわけではありませんし、同情の必要もありません。

なぜなら、モラハラされていても、立派に生きてる方も多くいらっしゃいますし、歪んだ価値観を選択し続けた本人の責任だから。

ただ、子どもや孫たちの世代にモラハラの連鎖は残さないように、モラハラをしない・受けない自分でありたいですね!

また別の記事で連鎖を防ぐ方法もお伝えしますので、参考にしてみてください。

 

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