こんなに私のことを傷つけておいて、自分は正しいと言い続ける夫。
私が抵抗すると、「俺をいじめる!」と被害者気取りの夫。
自分がモラハラしてる自覚が全くないの?!
モラハラ加害者は本人が自覚しにくいみたいだけど、なんとか自覚させることはできないの?
そんなモラハラ夫に悩むあなたに、今回はモラハラ夫にモラハラを自覚させることはできるのか?についてお伝えします!
モラハラ夫にモラハラを自覚させることはできるのか?
自分しか自覚できない
自覚できるのは本人だけ
人は自分を変えることはできます。でも、自分以外の誰かを変えることはできません。
どんなに身近で親しい夫婦であっても、夫婦は他人。
妻は夫を変えることはできないのです。
モラハラを自覚するのは、モラハラしてる夫本人だけ。本人が自覚しない限り、誰も自覚させることはできません。
モラハラだと直接、本人に伝える
もし、妻が夫に「あなたがしてることってモラハラだよ」と真剣に言ったとします。
それで夫が「俺モラハラしてるな。ごめんな」となるでしょうか・・・・・
答えはNOなのは明白ですね。
おそらく、大抵のモラハラ夫は
「モラハラ言うお前がモラハラ!」
「お前のほうが俺にモラハラしてるわっ!」と激怒するだけでしょう。
モラハラ夫の真似をする
モラハラ夫にされた傷つく態度や言葉について、反対の立場になって言われたら、「なんてひどいこと言っていたんだ!」と自覚してくれるかもと、あなたは思うかもしれません。
その時を待って、巡り巡って、立場が反対になった状況になって、「ここぞ!」とあなたはモラハラ夫に以前、あなたが言われた心無い一言をモラハラ夫に言ってみたとします。
心あるまっとうな人は「あぁ、たしかによくなかった。悪かったね。」と気が付きます。
しかし、モラハラ夫は激怒するだけでしょう。
被害者ぶるモラハラ夫
あなたが「以前、あなたは私に同じことを言ったんだよ。やったんだよ。」と伝えても
「俺はそんなことは言ってない」
「俺はそんなつもりで言ってない。お前のとらえ方が悪い。」
「うそをいうな!」
「お前の言い方は優しさが足りない!」
「俺は仕方なく言っただけ。今のとは状況が全く違う」
など、よくわからない返答がくるだけです。
モラハラ夫は論点をすり替えて、いつの間にか自分を被害者に仕立て上げるのが大得意です。
もし、あなたがその時に少しでも謝るようなことをしたら、今後ずっと
「あの時モラハラされた」
「あんなひどいこと言われた」
「うそつき女!」など、さらなるモラハラ材料を与えるだけになってしまいます。
目には目を歯には歯を、モラハラにはモラハラを返しても、モラハラ夫には残念ながら効果が期待できません。
他者からモラハラを指摘してもらう
妻を下に見るモラハラ夫
妻がどんなにモラハラ夫に「あなたがやっていることは、モラハラだよ!」と言ってもほぼ、本人には届きません。
それはモラハラ夫は妻を自分より格下の存在だと思っているから。
自分より下の存在には耳を傾けません。
まして、自分の耳が痛くなる内容です。モラハラ夫が素直に聞くはずがないのです。
そのため、夫より立場が上の人からモラハラを指摘してもらうという方法があります。
(例)会社の先輩など、夫が尊敬してる人に相談する
夫の先輩に相談して、その先輩から忠告してもらうなど。。。
ただ、夫が尊敬していたり一目置く人が、あなたの「夫がモラハラする」という言葉をどれだけ信じて協力してくれるのか…というのが大きな注意点です。
下手をすると「奥さんに相談されたから」と先輩の口から本人の耳へはいると
「なんてこと、してくれたんだ!」
「うそ言いやがってる!」
「恥をかかされた。」
「名誉棄損で訴えるぞ!」
「お前のそれこそ、モラハラだ!」
とさらに激怒してモラハラがエスカレートする危険が。
もともとモラハラが他人には理解してもらいずらく、さらに夫婦の問題は非常にプライベートのことでデリケートな内容です。
下手に知人や家族を巻き込むと状況がより悪化してしまう恐れもあるので、相談する相手は本当に信用できて協力してくれる相手なのか、慎重に見極めることが大切です。
カウンセリングを受けさせる
精神科やメンタルクリニック、心理カウンセリングを受けさせて、医師や臨床心理士などの専門家からモラハラを指摘してもらう、自覚を促すという方法があります。
モラハラ夫は自分に問題があるとは全く思っていないので
「なんで俺が行かなきゃいけなんだ」と本気で思います。
そのため、あなたが「夫婦のことだから、同席してほしい」と上手い口実をつくって
連れていきましょう。
カウンセリングで指摘があれば良いのですが、モラハラ夫は「妻がおかしいから、自分は同席しただけ」と思っているので、自分が指摘されても「なに、言ってるんだ」とまともにとりわないかもしれません。
そして
「あの医者、頭おかしいんじゃね。」
「あのカウンセラーは完全にお前に毒されてて、話にならんわ」と暴言を吐くだけかもしれません。
まして、専門家からの指摘がなければ
「やっぱり俺には問題はない。お前が精神異常者だ」と妻への暴言を加速させる材料だけになってしまう可能性もあります。
専門機関も万能ではない
病院やカウンセリングに行けば、必ずしも自覚できたり、モラハラがよくなる保証はありません。
医師やカウンセラーの方針。そして医師やカウンセラーの力量や相性もとても大切です。
とくに病院の場合だと仕方がないことですが、診療が数分で終わってしまったり、話をしっかりと聞いてもらうことが難しいです。
実際、私は1年間、自分が臨床心理のカウンセリングに通いました。
当時はモラハラの存在も知らず、ただただ「自分が悪い」と思っていました。
カウンセラーと話していても、自分の問題を指摘されるばかりで、責められているように思えて「やっぱり自分はダメなんだ」という気持ちを強めるばかりでした。
そして、時々は夫も同席しましたが、カウンセラーからモラハラの指摘を受けたことはないし、夫への指摘も「ご主人はご主人で課題は抱えてますね。」「本人が気づきたい、変わりたいと思わないなら、私からはとくに言うことはありません」とだけ言われて、その内容については伏せられていました。
カウンセラーの方針や、考え方、技量、そして相性は本当に大切です。
自覚できる人は少ない
モラハラ夫が自分のモラハラを自覚できるのか・・・
それは、わかりません。
本人次第ということになります。
妻であるあなたが、どんなに努力してもモラハラ夫本人が「気が付きたい」と思わなければ、自覚はできません。
人は痛みか快楽が伴わないと、行動することがなかなかできない。
自分にとって、大きな喜びになるようなことか、深い悲しみになることでないと、本気で続けられません。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、モラハラ夫にモラハラを自覚させることはできるのか?についてお伝えしました。
モラハラを改善するのは「自分を変える」行為です。
ある意味、自分との戦いが一生続いていきます。
人は楽な方向へ流されてしまう生き物。相当の覚悟や決意が必要です。
あなたにできることは、あなた自身のことだけ。
しかし、夫婦は人生のパートナーで潜在意識ではつながっています。
あなたがいい気分でいる。自分が心地いいと思えるような自分でいる中で、
夫にもいい影響が出て、夫が変わるきっかけになるかもしれません。
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