夫に離婚したいと言われた。
ショックも束の間、今度は家のカギを返せ、家から出て行けと言われた…
嫌だと言ってたら、夫が家に帰ってこなくなってしまった…
これって別居だよね!?
どうしよう、別居になってしまった…
パニックやらショックやら、どうしたらいいのか、本当に分からなくなります。
今回は夫と離婚したくないのに別居になってしまったあなたに、夫と離婚したくないのに別居中…そんな時はどうすればいい!?についてお伝えします。
夫と離婚したくないのに別居中…そんな時はどうすればいい!?
別居の意味、夫の目的を知る
あなたと一緒にいられないから
離婚と伝えたことで、あなたが落ち込んだり、塞ぎ込んだり、憔悴する姿を見たくない、傷つけてしまったあなたを間近で見るのが耐えられなくて、家を出てしまったパターンです。
そういう場合は夫の心にあなたへの愛情は一定程度、残っていると言えるかもしれません。
でも、自分のせいで辛そうにしているあなたを見れない…という精神的な弱さ、脆さを持ってる人といえるでしょう。そういうタイプの人と本当にやり直したいのであれば、今以上にあなたは精神的な強さを身につけなくてはいけません。
一人になりたいから
あなたに嫌気が差していたり、結婚生活が面倒に感じている、結婚生活で責任に耐えられなかったり、不自由さを感じていた、独身生活に戻りたい、自由になりたいから別居に踏み切るパターンです。
「自分がよければそれでいい」タイプで本当の意味で相手に対しての思いやりであったり、愛情を持てない、自己愛タイプと言えます。
離れて暮らせばあなたのことなんてさっさと忘れて、自分ペースの生活を謳歌します。
自分中心に損得勘定で物事を考えるので、大人になり切っていない幼児性が強いと言えます。
そんな性質を持つ、相手と今後の長い人生も一緒にいたいと本当に思えるのか、自分がサポートしたり、助けてばかり、損な役回りばかりになるかもしれないけど、相手の母親みたいな役割でもいいから一緒にいたいと思えるなら、「居心地のいい女性」ともう一度、夫に思わせることがポイントです。
他に女がいるから
他で女性と付き合っていたり、気になる女性がいて、その人にアプローチしたい、一緒になりたいから別居に踏み切るパターンです。
少しでも「怪しい」と女性の気配を感じたら、結果はどうであれ、念のため調査をしておくことを強くおススメします。
別居の期間を稼ぎたいから
弁護士に相談していたり、自分で離婚について調べて、一定程度離婚の知識がある場合に、確信犯で強硬的に別居に踏み切るパターンです。
「どうしても離婚したい」「裁判になったとしても離婚する!」そんな強い意志がある場合もこのパターンに該当します。
離婚は通常、話し合い(協議)してもダメなら、裁判所で調停。調停してもダメなら裁判と流れがあります。
離婚裁判はイキナリできるものではなく、調停を踏まないと申し立てができません。
離婚裁判とは裁判所が離婚の有無を判断するところで、法定事由という法律に定められた離婚の要件に該当しているかで、離婚する・しないを判断します。
そして、その法定事由のひとつに「悪意の遺棄」というものがあり、別居期間が相当程度である場合に該当します。
悪意の遺棄…正当な理由がなく夫婦の共同生活を続けられなくなっても構わないという意志の元に、夫婦の同居・協力・扶助の義務を放棄すること。
別居中どうすればいい!?
自分の気持ちを整理する
離婚や別居と言われたことに対して、ショックや自分への自信がなくなる…落ち込みたくなる気持ちは痛いほど分かります。
ですが、時間は止まってくれません。別れたくないなら、やるべきことは他にもっとあります。
そのひとつが、自分の気持ちを整理すること、自分と向き合うことです。
これから、話し合いをする機会があると思います。感情的になっていいことは何一つありません。
話をするときに、落ち着いて相手の言い分を聞いて、正確に自分の気持ちだったり、要求を相手に伝えるために、まず、あなたは冷静になる必要があるのです。
冷静になって、自分の本当の気持ちをハッキリさせておく。
離婚したいのか、したくないのか。
そして、そのうえで、自分は何が改善できるのか、どんな人間として生きていきたいのか、どんな夫婦を目指すのか、どんな未来を過ごしたいのか、自分に問いかけて考えてみましょう。
相手の立場になって考えてみる
相手が離婚理由を言ったとしても、いまいち、納得できない。
よくわからなくて「?」状態のまま、別居や離婚に至ってしまうケースがあります。
言い分はわかるけど、「なんで!?」「そこまで!?」と自分ではどうしても理解できない。
そんなときは、もしかしたら「本当の理由」が別のところにあるかもしれません。
または、相手の精神年齢が恐ろしく低すぎて自己中すぎたり、モラハラだったり、適用障害、アスペルガーなどで偏った見方や考え方のためであるかもしれません。
いずれにしても、相手の立場になって、相手がどんな性格の人間なのか、どんな考え方をして何に価値観や基準をおいてる人なのか、家庭環境、幼少期の影響だったり、人間関係など、今までの相手のなりふりをよく思い出して、相手の立場になって、相手の思考で考えてみましょう。
その上で、今の状況下、自分がもし相手の立場だったら、どうするのか、どうしてほしいか、どうしたら心が変わるかについて仮説でもイメージでもいいです。一度、問いかけてみましょう。
そして、自分がやろうとしてること、目指していることとギャップがないか比較してみましょう。
普通通りを心がける
相手がいなくても、普段通りの生活を心がけましょう。
戻ってこないと泣いて暮らすようなことは絶対にやめたほうがいいです。
それは急に家を訪れた相手が、そんなあなたを見たら、ますますドン引きして離婚したい気持ちが加速するから。
いつ、なんどき、相手が戻ってきてもいいように、居心地のいい空間をいつも作っておくように心がけます。
そして、それ以上に心が落ち込んでいても、掃除をしたり、普段通りに生活をしていることで、あなたも必要以上に落ち込んだり、塞ぎ込んで動けなくなるのを防止する効果もあります。
思考は現実化します。マイナスのことばかりを考えていたら、物事の見方もマイナスにとらえがちになるばかり。
無理やりポジティブになろうとする必要はありません。
ですが、自分で自分の足を引っ張る、自分を不利にさせるようなネガティブな言動、自虐は百害あって一利なしです!
経済的自立
仕事をしているなら、問題ありませんが、もし専業主婦だったり、自分で使えるお金が少ない場合には、どんな結果になるにせよ、自分のメシ位自分で食べれる程度の収入は得られるように算段しておきましょう。
別居はすぐに終わるかもしれないし、長引くかもしれない。
復縁するかもしれないし、離婚するかもしれない・・・・
先の未来がどうなるのか、今は全く分かりません。あなたがどんなに離婚したくないと思っても、それは相手あってこそのことなので、あなたの意志や努力だけでは、どうにもなりません。
そんな時、お金の不安があって、結論を焦って下したり、お金が無くて、泣く泣く諦める…なんてことがあってはならないと思います。
例えば、生活費をもらえなくて、夫から「今、離婚に応じれば〇〇万円多くもらえる」と言われたり、話し合いが納得できなくて調停や裁判になったのに弁護士を立てるお金がなくて、相手の都合のいいような内容で離婚に応じてしまったり…
※弁護士の費用の工面などは法テラスで相談もできます。
お金が全てではありませんが、お金があれば、解決できることも多くあります。
あって、困るものではないお金。ぜひ、経済的自立は確立させておきましょう。
離婚も覚悟する
あなたが自分の改善できることに目を向けて、誠心誠意、自分に向き合って成長することができると、今までとは違う見方で、夫婦関係だったり、相手の夫のことが見れるようになるはずです。
そんな時に、ふと自分に問いかけてみてください。
「離婚したい?」
その時に出た答えが本当の答えです。そして、その答え通りに現実はなるものでもありません。意に反して・・・ということもあります。
ただ、あなたが成長した自分になって、相手と向かう中で、それが相手に伝わらない、関係性が思うようにならないといのであれば、それはそれで仕方のない事。
私たちは他人を変えることはできないのです。
夫婦関係の修復は険しい道のりです。理解者も支援者も多くありません。
一人孤独に戦い続けます。それは、過去の自分であったり、弱い自分であったりが夫のフィルターを通して、あなたを試してくるのです。
どんな結果が出たとしても、やりきる、できることは全力を尽くす、そんな覚悟が必要になります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は夫と離婚したくないのに別居中…そんな時はどうすればいい!?についてお伝えしました。
自分が望んでいないのに、いざ、別居を強制されると心理的にも経済的にもとても苦しくなります。
物質的な距離と心理的な距離は比例する。
別居することで、毎日会わなくなる、相手がいなくても自分の生活が成り立ってしまう・・・今まで隣にいた一緒にいたの当たり前の存在が薄らいでいく、そんな悲しい現実もあります。
最初は離婚したくないと強く思っていても、相手の冷たい対応だったり、離れて暮らす期間や顔を合わせる機会が減れば減るほど、思いが弱まっていく、諦めに変わってしまうことも。
でも、そんな状況だからこそ、できることに焦点を充てて、毎日を大事に生きていく、離れていても結婚していること、夫婦であること、相手が生きてること、自分が大切なことに気づけたことに感謝して生きる。
そんな姿勢が大切です。
当たり前にいてくれた時に、そのことに気が付けていれば…と悔やむ気持ちもあるでしょう。
でも、悔む必要はありません。
あなたにとって「今」気が付くことがベストなタイミングだったのです。
気が付いた時が最もあなたが多くを学べる機会でした。必ず、どんなことからも学べること、成長できることはあるはずです。
そして、結婚、夫婦関係はどうしても相手あってこそ。
どうしても、自分の努力や意思だけではどうにもならない時もあります。
でも、夫婦は鏡。だからこそ、夫婦と言う親しい関係性からの影響は大きくて、あなたがいい方向に変わっていければ、多かれ少なかれ、相手にもそれが波及するのです。
どんな状況下であっても、自分を成長させていく姿勢を忘れなければ、今は辛くても、どんな結果になったとしても、必ずあなたの人生は向上していくこと間違いなしでしょう!
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