どうして夫はモラハラしてしまったのだろう…
モラハラしてる夫はどんな気持ちで私にモラハラしていたのか…
自分がモラハラされていたと気が付いて、
愛する夫がモラハラしていた事実に向き合う時、
「なんで?」
「どうして?」と悲しい、悔しい、腹立たしい気持ちでいっぱいのあなた。
本当に辛いですよね。その気持ち、すごく分かります。私もそうでした。
今回はモラハラが生まれた原因と加害者の心理についてお伝えします。
モラハラが生まれた原因と加害者の心理とは?
モラハラが生まれた原因は家庭環境
育児放棄・ネグレクト
私たちは赤ちゃんの時に、親の愛情を一身に受けることで「自分は大切な存在なのだ。」「自分は愛されている」という自分に対する自己肯定感をつくります。
親は抱っこする、話しかける、おっぱいやミルクをあげる、泣いていたらあやす、オムツをかえるなど我が子が快適に過ごせるように、あれこれとお世話をします。
その中でも、抱っこを通じてスキンシップや言葉がけをたくさんすることは、子供に愛情を伝えるためにもとても大切。
でも、育児放棄やネグレクト、虐待などで、基本的な衣食住のお世話がなかった場合、親とのやりとりを通して学ぶはずの基本的な「人を信頼する心」をもつことができません。
人を信頼する心がもてないまま成長すると、当然に人を信頼できず、自分を守る行動が強まります。
結果、自分を守る行動のひとつとして、モラハラで他者に対して攻撃的なってしまうのです。
親の不機嫌や愛情不足
虐待はなかったけれど、親の愛情を十分に感じられなまま幼少期を過ごしてしまった場合。
そのような環境で育つと、親と心の交流が不十分なため、愛されることがどんなことなのかが分からないまま成長して、人を愛したり信頼することがわかりません。
そして、そんな状況下では当然に他者に対して自分の心を開けないので、心の傷を癒したり改善する機会がないまま大人になってしまいます。
また、親が自分の都合ばかりを優先して、子どもの面倒は最低限だった。泣いていても、対応されなかった。「うるさい!」と怒鳴って泣き止ませていた。親が不機嫌だったり感情的で、抱っこや優しい言葉がけなどが皆無。
家庭は子どもにとって、安心して過ごすことができません。常に緊張と不安を抱えながら過ごす場所となります。
そして、自分の心を守るために、攻撃的になったり、常に人の顔色をうかがったり、自分に自信がなかったり、劣等感を持った大人になります。
両親の喧嘩が多い、仮面夫婦
いつも夫婦喧嘩や家族間での喧嘩が絶えなかったり、反対に仮面夫婦で夫婦間のコミュニケーションが皆無だったり、家族の会話がない場合など子どもは家庭の中で非常に気を遣います。
両親や家族が仲良くいてほしいと、親の機嫌をとろうと「いい子」になります。無理をして不仲な両親の仲裁をするので、子どもは心に傷を抱えたり非常にストレスがかかります。
一方で、いちばん身近な両親が仮面夫婦だと、人に対して愛情や信頼をもって接することが理解できず、共感や協力のない、利用しあうだけのドライな人間関係が当たり前だと思ってしまいます。
過干渉・過保護
親が過干渉・過保護の場合、子どもに親がなんでも指示したり、やってあげてしまい、子どもが自分で考え責任をとる機会を奪います。
でも、子どもに関して、すべて親が決めたり、親が指示すると子どもは自分で考えることをしなくなってしまう。指示待ちになり、主体性がなくなります。
また失敗した場合にも「親が言ったから」と親のせいとしたり、親から「あなたは悪くないわよ。」と言われていると、「自分は悪くない」「失敗しても他人が責任をとってくれる」と思ってしまいがち。
結果、自分の人生に対して自分で責任をとろうとしなくなり無責任でどんな結果も人のせいにしようとするモラハラへと発展してくのです。
親がモラハラだった
親自身が家庭や他人に対してモラハラをしていた場合、子どもはモラハラ場面を多く目の当たりにします。それによって、人間関係はモラハラするのが当たり前だと思って学んでしまいます。
とくに母親がモラハラだった場合には、子どもは母親と一緒にいる時間が長いため、その影響を受けやすいです。
モラハラする加害者の心理
自分に自信がない
幼少期の影響で周りの大人から十分な愛情を与えてもらえなかったり、安心して子供時代を過ごせなかった代償として、モラハラ男は自己肯定感が高くありません。
上下関係をつくって、自分が上に立つことで、優位性を感じたいのです。
自分の思い通りに相手を動かして、自分の力を誇示したいのです。
そんな見せかけの自慢や力を得ていないと、自分を保てないほどに自己肯定感が低く、自分に自信がありません。
自分は正しい
自分は正しいと思い込んでいます。
問題があっても、自分に責任があるとは全く思っていません。
むしろ、「自分は被害者」と思い込むので、責任転嫁して「お前が悪い」「上司が悪い」など、自分以外の何かに対して批判するだけです。
自己改善しようとか、自分にも非があったと反省をすることは、ありません。
自己愛性パーソナリティ障害が隠れている可能性も
精神疾患のひとつで、自分のことが好きになれなず、ありのままの自分を受け入れることができません。
他人を見下す一方で自分が人に見下されるのを恐れます。非常に傷つきやすい自尊心を抱えており、良好な人間関係を築くことができません。
自己愛性パーソナリティ障害の人は自分が病気とは思っていません。もし、自覚があって治療しても石などの治療者に対しても見下す態度をとる場合が多いので、なかなか治療が進まなかったり、改善しないケースが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
モラハラが生まれた原因と加害者の心理についてお伝えしました。
モラハラ夫はかわいそうな残念な人です。その事実に気が付くと、あなたのモラハラ夫を見る目が少し変わるかもしれません。
モラハラ夫が生まれた原点とモラハラする心理を理解した上で、「これから、どうしていくのか」を決めるのはあなたです。
この記事があたなの決断の後押しになれば嬉しいです。ほかにもモラハラに関する記事を書いているのでよかったら、参考にしてみてくださいね。
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