夫から離婚すると言われた・・・
夫が出て行ってしまった・・・
自分が家から追い出されてしまった・・・
ショックや戸惑いでいっぱいになります。
どうしよう、
どうすればいいのかわからない
とにかく話し合わなきゃ!!と焦ります。
連絡をとってみる?!
会いに行ってみる?!
義実家に事情を話して協力してもらう?
警察に捜索願を出す?
色々やってみようと思う一方でこれ以上、相手を怒らせたらどうしよう。
嫌われたらどうしよう・・・という気持ちも高まります。
ますます相手は嫌気がさして、さらに拒絶反応が強まる・・・そんな状態は避けたいと思うもの。
話し合いをしたいのに、話すらできない。
聞いてもらえない、相手にしてもらえない。
今までからは想像できない位、冷たい視線や態度の夫。
そんな時ってどうしたらいいの!?
第三者に介入してもらったほうがうまくいくのかな。
親も兄弟も、友達も知人も、関係者だと、どうしてもどちらかに寄ってしまうし、最悪の場合、事態が余計にややこしくなってしまう。
そうじゃなくても、自分たち夫婦の内情を知り合いに話すのは、今後のこともあるし気が引ける。
それなら、弁護士に相談してみようかな。
でも、弁護士って高そう・・・
敷居が高そう・・・
弁護士に頼んだら、離婚に向かってしまうのではないか・・・
今回は離婚したくないときは弁護士に相談!?その注意点とアドバイス!についてお伝えします。
弁護士は法律のプロ
弁護士は法律のプロです。
あなたの法律的に守られている権利が奪われないように、不利にならないように守ってくれる存在です。
通常、離婚問題になると当事者同士で冷静な話し合いはできないもの。夫婦のパワーバランスも崩れて、一方的に推し進められたりして、弱い側が不利になってしまいがち。
また、相手に言いずらい事、言いにくいことも、必要に応じて代理人として相手に伝えてくれます。
対面で言うとそのまま喧嘩に発展しますが、第三者を介入させることによって、冷静なやりとりができる場合があります。
また当事者はどうしても、感情的になりがち。
法外な慰謝料を求めようとしたり、常識はずれな要求を相手にしようとしたり、自分のマイルールを押し通そうとします。
そんなとき、冷静な第三者である弁護士が入ることで、不要な争いを避けて、依頼者をなだめたり、諭したりしてくれることで、冷静さを取り戻して落ち着いて判断をすることができました。
あなたがどうしたいのかが重要
私も離婚宣告当初、パニックになりながら、何社も弁護士の相談に行きましたが
「結局、あなたはどうしたいの?」
「自分がどうしたいのか、決まったらまたお越しください」で終了しました。
そう、弁護士はカウンセラーではありません。
相談といっても、あなたがどうしたいのかがハッキリしていない状態では何も動きようがないのです。
離婚したくないと言っても、権利はちゃんと主張したいのか、法律的な事を考慮して、裁判を見据えて対応していくのか、自分が不利になってもいいから、全面的に夫に歩み寄っていくのか…あなたがどうしたいのかが明確になっている必要があります。
離婚したくない場合だと依頼を弁護士に断られることも
「離婚したくない」というと、多くの弁護士さんは引き受けたいと思いません。
それは、弁護士の立場としてできることが限られていたり、労力に見合った報酬があまり見込めないから。
弁護士報酬は会社にもよりますが、着手金と成功報酬の2段階でお支払いが多いです。
はじめに着手金で払って、結果が出たら成功報酬プラス経済的利益の〇%を請求されるケースが多いようです。
その経済的利益が、離婚をしたくない場合だと見込めないこと、
また離婚したくな場合は防衛的、受け身で対処するしかない、
離婚を前提としなければ、権利的なことを話すこともあまりないので法律家の出番がない、
話が平行線になりやすく長期化しやすく回転率が悪いというのもあります。
料金について
弁護士報酬は会社にもよりますが、着手金と成功報酬の2段階でお支払いがあります。
はじめに20万くらい着手金で払って、結果が出たら成功報酬で20~30万にプラス経済的利益の〇%を請求されるケースが多いようです。
その他、郵便切手や手続きの実費費用、事務所によっては紙やコピー代などの実費も全て請求するところもあります。
しかも、その請求は依頼をしてから、調停をして、裁判をして・・・だとその都度、金額は異なりますが、払う必要があり、裁判所へ出向くときには出張費用、調停や裁判は1回では終わらないので、複数回の出張費もかかります。
また打ち合わせをする必要もあるので、あなたは仕事を休んで出向いたり、小さな子供がいれば、子供を預けて対応しなければいけないので、あまり自宅から遠いところだとあなたの負担が大きくなります。
それだけ考えても、弁護士に依頼するというのは結構な手間や金額がかかるというのも事実です。
気持ちよりも実益
私の経験談で弁護士さんに気持ちを理解してもらえなかったり、方針が食い違って、何度も何度も涙した経験があります。
離婚についてという辛い思いを抱え相談に行くので、やはり心のどこかで分かってほしい、依頼者の私の利益を守るのが役目なんだから、私がどれだけ辛いのかわかってよ!理解して寄り添ってほしいという思いがありました。
でも、弁護士は気持ちを汲み取ることが本業ではなく、あくまで依頼者の権利を守る、実益をもたらすことが仕事です。
これは個人差もかなりあり、弁護士さんによるとは思いますが、法律的なことの相談に乗ったり、実務的な手続きについてはやってくれますが、人の気持ちに関することは専門外なのです。
気持ちを分かってほしいと過剰な期待しないこと。
気持ちをわかってほしいなら、友達やカウンセラーにきいてもらいましょう。
ただ、弁護士は依頼した以上、あなたの味方でありパートナーであるはずです。
離婚の話し合いは、時間も労力も相当かかります。精神的苦痛を強いられるものです。
たいていは1回で済むこともなくて、長丁場になりがち。
そんな時に、あなたの想いにあまりにも無関心・無神経だったり、理解を示さないのであれば、信用ができなくなってしまうのは当然です。そんな時はパートナーの変更を検討しても良いと思います。(ですが、それはあなたの費用負担が大きくなるので、やはり当初の初回相談の時に依頼する弁護士をよく吟味してから依頼を決めましょう。)
人間同士の問題です。相性もかなり大切です。
弁護士任せではうまくいかない
弁護士に依頼したら、あとは上手くやってくれるでしょうと思うのは危険です。
とくに離婚と言う人間同士の感情のもつれについて、弁護士はあなたの権利を守るための行動はできますが、元通り仲良くなるためにどうすればいいのかは、わかりません。
あなたの人生の主人公はあなたです。
当事者である、あなたが自分の人生の岐路に対して、どういう選択をしていくのか
後々、振り返った時に「この選択をしてよかった」と自分が納得して、少しでも悔いがないように自分で主体的になって行動していくことが重要です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は離婚したくないときは弁護士に相談!?その注意点とアドバイス!についてお伝えしました。
そもそも離婚したくない時に弁護士が一番、適任か…は正直、個別のケースによって異なります。
世の中には夫婦カウンセラー、離婚カウンセラーなどもいますし、誰に相談するのが一番良いのかは本当によく吟味してから選択された方が良いです。
ただ、今の時代、ホームページやブログで、その方の考えだったり方針を知ることもできるので「離婚ありき」で進める方なのか「夫婦の修復も視野に入ってる人なのか」は判断ができます。
それを踏まえて、相手に弁護士がついている、権利が絡む、身の危険があるなどやむを得ない場合、弁護士に依頼しようと決めた時、はあなたは自分の限られた時間や金額の中で、何を一番、弁護士に求めるのか優先させるのか、をよく考えましょう
・自分の思いのたけを伝えること
・これからに向けて最良の行動をすること
・費用負担が少なく済むこと
・手厚いサポートがほしいのか
全てを望むには相当の経済力だったり、自分の手間暇を惜しまない根気や気持ちが必要です。目指す目的に向かって、具体的な行動につなげていきましょう。
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