対処

自分を知る質問に答える時、何も出てこない…分からない時の対処法

自分が嫌い…

自分に自信がない…

あなたは、そんな状態になっていませんか。

でも、どんなに憎くても、どんなに嫌いでも、どんなにツラくても、

それでも、一生、自分と付き合っていかないといけない。

それなら、嫌っているよりも、少しでも円満な関係になりたいですよね。

 

これ以上、自分を嫌わないために、自分が苦しくなるのを避けるために、

自分を受け入れる努力も大切です。

ダメなところ、嫌いなところが多いけど、少しはいいところもあるかもしれない。

悪いところ、ズルいところもあるけれど、ここはマシなところかも。

 

そうやって、自分のことを知っていく。

その過程で、自分を知るための質問がいくつもある。

いざ、それにこたえてみようとやってみたけれど、何も答えられない…

自分のことなのに分からない…

全く進まない…

「自分は何も答えられない」と戸惑うあなたに、今回は自分を知る質問に答える時、何も出てこない…分からない時の対処法についてお伝えします!

自分を知る質問に答える時、何も出てこない…分からない時の対処法

自分を知る質問に答える時、何も出てこない

自分を知る質問とは

インターネットや本で「自分を知る質問」と検索すると、たくさんの情報が出てきます。

数個~100個くらいまで、あらゆる質問が載っていて、それに答えていくと自分への理解が深まっていくというもの。

自己理解や自己分析ともいえるでしょう。

なかなか私たちは、一番身近な自分のことを分かっていない、知らないでいます。

どんなことに価値観や重点を置いていたり、どんなことが許せないのか、人それぞれ違う。

パートナーや子供、親や兄弟、友達、職場の同僚など、自分の周りにいる人たちのことは、全ては理解できなくても、なんとなく「この人はこういう人」というのはわかるものですが、自分自身のことは実はよくわかっていない…なんてこともあります。

例えば、自分は内向的で引きこもりだと思っていても、今までの経験を棚卸してみたら、人とワイワイするのが好きで、買い物や旅行を生きがいにしている、人生の大切な位置づけに置いていることに気づいたなんてことも。

要するに、自分のことを客観的に見てみる、振り返ってみて「私とはこんな人なんだ」と自分で自分が分かっているほうが、結果的に自分とうまくつきあっていくことができるので、一度やってみる価値があります。

質問の内容としては「あなたは、どんな人!?」という質問で、どんな時に嬉しいと感じるか、悲しいと感じるか、掘り下げていくようなものです。

答えてみたけれど

質問を見て、答えようとしてみたけれど、答えられない。

「楽しいから、楽しいんじゃない?」「悲しいから、悲しいだけ」とあまり自分との対話が盛り上がらない。

考えが浮かんでこなかったり、表面的な答えで終始してしまいがち。

私自身、はじめて、そのような自分を振り返る質問をされたとき、本当に「よく分からない」と思いましたし、答えが本当に浮かびませんでした。

「そんなこと、わかんないよ!」と怒りを感じたくらいです。

「自由に生きて、好きに生きて、何が悪いの!?」

「理由や根拠がわかっていなきゃ、いけないわけ!?」と嫌悪感すら抱きました。

もちろん、絶対にわかっていないといけないマストなものではありませんし、根拠が自分で思いつかなくたって、嬉しいものは嬉しいし、楽しいものは楽しい。嫌なものはイヤであなたの感性はそれで良い。

今のままでももちろん良いけれど、分かったほうが尚更良いという感覚です。

もう一歩深いところの自分のパターンを知ることが、もしできたなら、今よりももっと生きやすくなっていきます。

自分が分からない理由

誰かの価値観を鵜呑みにしている

夫だったり、母親だったり、昔誰かに言われた言葉だったり、トラウマの経験だったり、何かしら自分以外の誰かに言われたことをずーっと心にしまいこんで、それがあなたのストッパーになっているケースです。

本心では「気になる」「やってみたい!」と思っていたのに、

誰かから

「あなたになんて、できるわけない。」とか

「そんなことやるなんて!」と咎められてたり、言われたことで

「自分はできないんだ」

「これをやると嫌われてしまう。愛されなくなってしまうかも」

という恐れから、やりたい気持ちを封印する、我慢するのが当たり前になってしまっているかもしれません。

妻とはこういうもの、母親とはこういうもの、家庭とはこういうもの、自分とはこういうものと自分で考えて出した答えではない偽りの答えに自分を当てはめて、自分の本心にブレーキをかけてしまっています。

自分の人生を生きていない

親など、自分以外の誰かから期待された自分になろうと努力し続けているような人に当てはまります。

また、人一倍、人の気持ちに敏感だったり、相手の顔色をみて何を考えているのかすぐに察知できるような繊細な心の持ち主の方にも当てはまります。

相手の気持ちがわかっているからこそ、その人に喜んでもらうために、相手の望んでいる自分になろうとするのです。

本当になりたい自分や目指す自分を後回しにして、まず相手の期待に応えようとしてきた、そんな状態は自分の人生なのに自分の人生を生きれていない、相手の操り人形のようになっている状態といえます。

人生に希望が持てない

今までの人生を挫折の連続だったり、悲劇ばかりと自分で思い込んでしまっていて、今後の人生に全く希望がもてない、人生を諦めてしまっている状態です。

言うなれば、それは自動車の運転でハンドルを手放して、どこに向かうのか分からない自殺行為のようなもの。

どうにでもなれ、どうなってもいいや。

そんな投げやりな状態になってしまっている心配な状態と言えます。

本当は物事の見方はたくさんあるのに、正解はひとつだけだと思ってしまっている。

自分が決めたこと、人に言われたこと、そのひとつの答えが全ての答えだと信じ切ってしまって、自分で自分を苦しめています。

決めたことを変えたり、見直したり、止めたりしてもいいのです。

それなのに、この状態の時は視野も狭くなっていて、人の意見に耳を傾けるような状況でもありません。

そんな時はゆっくりゆっくり時間をかけて、自分で気が付いていく、「人生、捨てたもんじゃない」と思えるような小さな経験をひとつずつ、積み重ねていくことが大切です。

疲れている

家事に育児に仕事、家のこと、学校のこと、地域のこと、自分のことは後回しで夫や子供、家族の調子を気にかける毎日。

睡眠も削って、自分の時間なんてなくて、いつも家族のために働いている。

もしくはいつも緊張状態だったり、一目が気になって、素の自分を出したりリラックスする感覚が分からないような状態…それは心身が疲れ切っています。

そんな状態で「楽しい事はなんですか?」と聞かれたって「はぁ?」となります。

ワクワク考えたり、答えるような心の余裕なんてありません。

意識が別のところにある

自分自身や家族の体調不良やトラブルなど問題を抱えている。ほかに意識が向かっているような状態の時は、自分のことどころではありません。

そんな時は、一旦お休みして、緊急に対処しなければいけない問題に注力しましょう。

意識の向かっている先の内容が落ち着いたら、再度、考えてみるようにしましょう。

対処法

わからないなら、わからないでOK

自分がわからないとき、

「なんで分からないの!?」

「自分のバカ!」

「だから自分なんて大嫌い!」と余計に自分を責めてしまいがち。

でも、それをやって得する人って誰もいません。ただでさえ、傷ついてお疲れの自分に、余計にプレッシャーを与えているだけです。

わかないときは分かりません。

少なくても「今」は分からないということが分かった状態。それでOKなのです。

また折に触れて、自分に同じ問いかけをしてみましょう。

時間が経つことで回答も考えも代わっていくことがあります。

また、元気があれば最後まで一度目を通してみて、また1か月後とか時間をおいて、見てみるというのもOKです。自分を知っていくのは簡単な事ではありません。

少しずつ少しずつ、気づいたり、知っていけば良いのです。慌てたり焦る必要はありません。

とにかく休もう、眠ろう

自分がわからないとき、大抵は心が疲れていたり、気持ちに余裕がありません。

そんなときは、とにかく眠りましょう。時間の許す限り、心と身体を休ませます。

しっかり休めば、いずれ、身体は元気になります。身体が元気になれば、気持ちもつられて元気に向かっていきます。

自分のエネルギー量が少ない時に、無理して「あれをやろう!これをやろう!」と詰め込み過ぎるとキャパオーバーになって自分がつぶれます。

やらない勇気、止める勇気も時には大切です。

今は休んで、身体にエネルギーを貯めることが最重要課題です。しっかり、たくさん休みましょう。

自分を取り戻そう

しっかり眠って、元気になったら、少しずつで良いので「自分で選ぶ」ことを練習していきましょう。

いつも夫や子供の好きなものばかりを買っていた、献立を作っていたかもしれません。

でも、買い物するとき「値段や状況を気にしなかったら、私は本当はどれが食べたい?」とか、買うかどうかは別にして「私はなにがいい?どれが気になる?」と自分に問いかけてみましょう。

実際に実行したりするかは別にして、選ぶことをトレーニングすることで、あなたの「好き」とか「気になる」が少しずつ明確になっていくのを感じることでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、自分を知る質問に答える時、何も出てこない…分からない時の対処法についてお伝えしました。

自分を知る質問に答えられなくて、落ち込んだり自分を責める必要はありません。

それだけ、あなたは今まで、自分のことよりも周りに対して気を遣って生きてきた、頑張ってきた証拠なのです。

でも、今回はこの記事に巡り合ってくださって、そろそろ自分の人生を自分のためにもっと生きて良い時かもしれません。

あなたが自分を知ったり、自分を大切にし始めると、今まで思っていた景色とまた違う景色が見えるはずです。きっとそれは、あなたの人生を鮮やかにしてくれます。

自分を知るのに不安や恐れがあるのは当然です。でも、マイナスだけのことなんて、ないのです。

陰と陽、プラスとマイナス、世の中のことは全て、あなたも含めて、2面があります。ダメとばかり思っている方が、むしろ、良いところ、見直すところにたくさん出会えるはずです。自分を見つける宝さがし、自分への質問、ぜひやってみてくださったら、嬉しいです。

 

 

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