夫から離婚と言われた。
息が止まりそうになるほど、驚く。
えっ、嘘でしょ!?と思ったけど、顔が真剣。
どうしよう・・・
これが正直な気持ちだと思います。
離婚したがってる
離婚しろと詰め寄ってくる
今までからは想像できない位、冷たい態度をとられる。
家から出て行ってしまう、追い出されてしまう。
生活費を渡されなくなる、支払について拒否される、名義を変更される
泣きっ面に蜂で本当に辛くて苦しくなります。
かつての私もそうでした。
妊娠中に夫から離婚と中絶を宣告されて、家を追い出されました。
信じていた人に裏切られたような、あの時の気持ちを思い出すと、乾いた本当になにもないような心が死んだ感覚になります。
今回は離婚したいと夫に言われたけど、離婚したくないあなたに、離婚したくない!と思った時、誰に相談すればいい!?についてお伝えします。
離婚したくない!と思った時、誰に相談すればいい!?
離婚したくない!と思った時
離婚しなければいけない訳ではない
離婚したいと言われて、自分は嫌だけど、相手がそう言ってるなら応じるしかないのか・・・と思うのは早合点です。
離婚を強制されるのは離婚裁判だけ。
あなたが離婚したくないと思っている以上、離婚に応じる必要はありません。
離婚は次の3パターンあります。
- 協議離婚(当事者の話し合いで離婚を決めること)
- 調停離婚(裁判所の調停委員が間に入って、話し合いで決めること)
- 裁判離婚(裁判所が双方の主張を聞いて、判断する)
いきなり裁判離婚はできず、調停をやってからでないと、裁判はできません。
相手が離婚届にサインするように迫ってくる
「離婚届に判を押せ」と相手が迫ってくる、脅してくる、などあると思いますが、自分が納得していない以上絶対に絶対に押してはいけません。
あとから「やっぱり取り消したい」と言っても取り消せません。
私も相手からの圧力が強く、モラハラもされていたので、
「お前のせいだ、」「お前が俺の人生をめちゃくちゃにした」
「責任をとって離婚しろ」
「印を押せ」「今すぐ押せ」「いまやれ」「絶対やらないと許さない」「印を押さないなら、法的措置に移行する」などさんざん言われました。
何時間もずっと部屋の中で離婚届を目の前に出されて、押印するように言われ続けて「押さなきゃいけないんだ」と洗脳されてました。
最初は「嫌です」と言ってましたが、だんだんと頭がぼーっとしてきて、「押せばラクになるのかな・・・」と考えたりもしました。
ただ、当時は「いずれ押すかもしれないけど、今は押せません」とその場をなんとか乗り切ったことを覚えています。
今すぐ離婚しろと言われて、売り言葉に買い言葉で、勢いで同意しては絶対にダメです!
とくに女性は男性より収入も少ない、子どもがいたら、親権者になる可能性も高く、子どもを守り育てなければ、いけない。
離婚するにせよ、財産のこと、子どものこと、離婚して夫婦でなくなったとしても、親として子どもに対しての責任は一生、続きます。嫌いになっても他人になっても、付き合ってい泣かなくてはいけない相手です。
だからこそ、しっかりと準備をしたり、取り決めをして合意をして、強制執行ができるように整えたうえないとダメです。
まして、あなたが離婚したくないと思ったまま離婚届に押印を押したら、おそらくあなたはきっと、ずっと後悔し続けるでしょう。
貴重なあなたの人生の時間が、相手の都合に振り回されたまま悔んで、悲しんで、苦しむ時間に費やされてしまいます。
相手に合わせる必要は全くありません。
離婚をしたいというのは相手の一方的な意志、あなたがそれに従う義理はないのです。
相談先
家族・友達
身近な自分の理解者である、親や兄弟、友達。
事情を話せば、きっとあなたの味方になってくれて、「旦那、ひどいよ!」「あなたは悪くない!」と言ってくれるでしょう。
気持ちを吐き出したい、わかってもらいたいと言う時には、話を聴いてもらうのもアリ。
ただ、どうしても自分よりの人なので、中立的な視点は欠けがち。
家族や友人を仲介に入れることで、余計に事態がこじれた、悪化したという話はよくあります。実際に相手に対して行動したり、実行するときは支援者としては的確ではないかもしれません。
行政
行政機関で女性相談、なんでも相、また女性センターで弁護士や臨床心理士による相談をすることができます。
いずれも無料で予約制のところが多いので、一人で抱え込んでしまっているのを一度、第三者に聞いてもらうと客観的な視点を知ることができて、視野を広げられるかもしれません。
ただ、行政の相談は時間が短時間と制限があったり、個別のアドバイスには不向きで一般的な回答だったりするため、最初の相談時には役立ちますが、ずっとというのは不向きかもしれません。
ただ、DVなどで家を追い出された、生活費がなくて困窮しているなどの場合は行政でシェルターを紹介してもらえたり、支援してもらえる場合があるので、必ず相談に行くと良いでしょう。
弁護士
法律の専門家である弁護士に相談する。相手が弁護士を立てていたり、法律的なことをちらつかせたりしている場合には相談だけでも早めにしておくことが得策です。
依頼すると数十万単位でかかりますが、相談だけなら30分無料とか1時間10000円などで相談できます。金銭面で不安があるなら、法テラスに登録されている弁護士に相談をしてみましょう。費用面で分割払いができます。
ただ、弁護士は法律のプロであっても、離婚回避や夫婦仲修復のプロではありません。あなたの権利を守ったりすることには長けていますが、あなたの気持ちに寄り添ったりするのは専門外になるので、弁護士に気持ちをわかってもらいたいと期待するのはやめておくことをおススメします。
夫婦カウンセラー
離婚カウンセラー、夫婦カウンセラー、夫婦修復カウンセラーなど様々な名称がありますがひとくくりに今回は夫婦カウンセラーとします。
夫婦のすれ違いだったり、男女の心理の違いだったりを教えてくれたり、あなた自身の抱える問題(幼少期からの影響、固定観念、思考のクセ)に気づいて、改善していくヒントをくれたりします。
資格などはないため、個人差が大きいのですが、まず、そのカウンセラーがどんな理念や立ち位置を持っているのかHPやブログをよく見て、理解しておきましょう。またお試しなども試して、自分との相性が合うのか、自分が信頼できそうかなども良く見極めてから依頼を決めましょう。
探偵
夫が浮気してたり、女の影がある…という場合には、その証拠をつかんでおくというのは大切です。自分ですぐに入手できるなら問題ありませんが、難しい場合は探偵に依頼も検討してみましょう。高額な請求になりがちかつ悪質なところもあるため、探偵選びは慎重に行いましょう。
料金形態がしっかり明確になっている、話をきいてくれるなど、よく吟味してから選びましょう。
相手任せでは何も改善しない
離婚したくない自分の意志を持って、誰かに相談する。
誰かに相談すると、気持ちが軽くなります。
「あなたは悪くない」
「一緒に考えよう」そう言ってくれると嬉しいし、安心するものです。
ただ、その言葉を鵜呑みにしすぎてはいけません。
厳しい言い方ですが、これはあなたの人生。あなたにしか責任を追うことはできません。
言い方が悪いですが、他の人は他人事です。話は聴けますが、痛みもなにもありません。
誰かに相談すれば、答えがもらえる…そんなのは学校くらいです。
とくに人間関係の最も親しく、十人十色の夫婦と言う人間関係について、答えを明確に出せる人はいないでしょう。
100組いれば、100組の事情があり、背景があり、価値観があり、それぞれのベストな方法が違うのです。
自分にない視点や客観的な見方を知ったり、気づく、教えてもらうことで、新たな方法が見つかったり、気が付くことが多いでしょう。
とくに、夫婦問題という困難に直面している時は、経験者であったり、場数を踏まれている方の意見には素直に聞きいれる。そういう姿勢は非常に大切です。
でも、それを反映させるのはあなたとパートナーです。自分たち夫婦にとって、どうなのか、そんな視点は忘れずにいましょう。
相手任せになりすぎていると、何があなたにとって、本当にベストなものなのかは相手にはわからないので、方向性がズレていく危険があります。
自分で判断する、考えながら進んでいく、苦しくても辛くても自分の人生の一部なので味わいながら一歩一歩進む、そんな気持ちで相談したり、夫婦関係の改善のためのアクションに取り組んでいきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は離婚したくない!と思った時、誰に相談すればいい!?についてお伝えしましました。
相談先は色々とあります。
自分のお金や時間のバランスもふまえて、相談先は決めていきましょう。
人に相談すれば、様々なアドバイスを受けるでしょう。
大切なことは素直な心で聴くこと。
そして、鵜呑みにしない、自分の頭で考えて、最後は自分で選択することです。
そのためにも自分ができる限り、冷静に落ち着いた気持ちでいることが非常に重要です。
あなた以外の人は責任をとりたくてもとってあげられません。
悩んで悩んで、考え抜いて、自分の未来にとってベストな方法を探してくださいね!
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