夫と距離を置いて、モラハラされない環境になったけどモラハラされていた時のことをよく思い出して身体が固まる。
もう夫はいないはずなのに、夫のことを優先して考えようとしてしまう。
自分で考えたり決めることができない。
自分がなにをしたいかわからない。
なにもしなくない。
こんなことを感じたり、してませんか?
もしかして、それはモラハラの後遺症かもしれません。
今回はモラハラの後遺症とその克服方法についてお伝えします。
モラハラの後遺症がツライ。その克服方法とは
モラハラの後遺症
自己肯定感がなくなる
PTSD(心的外傷後ストレス障害),うつ病、パニック障害などモラハラの後遺症は様々ありますが
一番、深刻なことが
長年、モラハラを受け続けていたことで、自己肯定感が下がってしまっていることです。
自己肯定感が低いというのは
自分に対する信頼がなかったり・・・
自分を価値のない人間のように思い込んでしまったり・・・
何をやっても自分はダメだから・・・
常に自分を否定してしまっている状態のこと。
何かをやってみよう、チャレンジしてみようと思えず、
「何かあっても自分は大丈夫」とも思えないので、常にマイナス思考です。
また必要以上に人の目を気にしすぎたりします。生きるのが非常に苦しい状態です。
そのため、なにもやる気が起きなくなってしまったり、またそのことを自分で責めたり、最悪自ら「死」を選ぼうとしてしまいます。
脳へのダメージ
長年、日常的にモラハラを受け続けていたことで、あなた脳は慢性的にストレスを与えられていました。
脳には感情や衝動を抑える働きをする部分(判断力・情動抑制・創造性・理性など人間らしく豊かに生きていくための部分で前頭前野といいます。)がありますが、ストレスを受けることでその部分が委縮してしまいます。
ストレスが一時的なものだと、脳は修復して回復をすることができますが、ストレスが慢性的なものだったり大きすぎると、脳が委縮から回復する力を失ってしまい、以後、ストレスに対してさらに弱くなってしまい精神障害を引き起こしやすくなってしまうと言われています。
克服方法
身体を休める
モラハラを受け続けていたことで、あなたは自分が思う以上にあなたの身体も心も疲れています。
疲れ切ったエネルギー不足の状態では克服していくのにも、うまくいきません。
モラハラの克服は自分の心と向き合うことです。そのため、克服にもそれなりのエネルギーが必要になります。
たくさんあなたがやらなくては、いけないことがあるかもしれません。あなたが考えて行動しなくてはいけないこともあるでしょう。
ただ、長い目で見て考えてほしいのですが、これからの長い人生で、問題を抱えながら、その場その場で対処していくのと、根本的な解決をして進んでいくのと、あなたはどちらがよいでしょうか。
あなたを苦しませ続けたモラハラの問題をいつまでも抱えたままでよいでしょうか。
もし、Noなら、やることは最低限にして、今はたくさん睡眠をとって、まずは休んで身体の回復を優先させましょう。
自分を客観視する
自己肯定感の回復には自分を客観視することが有効です。
イメージとしてはもう一人の自分が自分をそばで見ている。
自分を客観視するのに一番手軽にできることはノートとペンを用意して自分の感情を書き出すことです。
自分はなにを考えているのか
自分はどうしたいのか
今、思っていることでも、過去のことを思い出してみます。
思いつくままに書きます。
もし、自分が何を考えているのか、何も出てこない、書けないという場合には出来事をまずは箇条書きで書いていきましょう。
そして、書いたものを自分で見て振り返ります。この作業を続けていると少しずつ、客観視ができるようになります。
自分を許す
「自己肯定感を高めなきゃ!」「脳や体のダメージが大きくなっているから、とにかく休まなきゃ!」と思ってもなかなかうまくいかなかったり、休めなかったりということがあります。
そんな時、「なんで自分はできないんだろう」と落ち込んだり、自分を責める必要はありません。
「できない」自分もあなた自身です。
できない自分も許してあげてください。本心はなかなか自分を許すことができないかもしれませんが、まずは言葉に出して「そんな、できない自分も許すね。」と自分に言います。
自分を許すというのは自分を認めてあげることです。「そんな自分でも大丈夫だよ。」とその都度、その都度、自分に一言、言ってあげることが自分を許すためにはとても大切なことです。
セルフコーチングのすすめ
何度か書いて読んでを続けていると
「自分はどうしたいか」というものが見えていきます。
そうしたら、目標を決めて、目標を達成するための行動を考えます。
ポイントは具体的に今すぐにできる行動まで落とし込んで考えてみることです。
例えば、資格の取得をいつまでに達成したいのか決めます。
そのためには、独学がいいのか、スクールがいいのかを考えます。
スクールのほうがよさそうなら、どのスクールがいいのか検討します。
どのスクールがいいのか、説明会に申し込んだり、資料請求をする←ここまでやります。
その時に
「どうしてやりたいのか」
「どうすればいいのか」
「ほかに方法がないか」
「どういうリスクがあるのか」
「もっといいやり方はないのか」
など、自分に問いかけるもう一人の自分を作って、目標達成に向かって進んでいくというのがセルフコーチングです。はじめは上手くいかないこともありますが、練習すればできるようになります。
私もセルフコーチングができるようになったことで、以前に比べて自分で自分を客観視したり、冷静に見ることができるようになりました。必要以上に落ち込んだり、慌てたりということが少なくなり、落ち着いて行動できるようになったのでお勧めです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。モラハラの後遺症の克服方法についてお伝えしました。
モラハラを克服するために、性格を変えようと無理にポジティブになろうとか明るくふるまう必要はありません。あなたの性格はモラハラを受けてしまったけれど、優しかったり気が利いたりと長所でもあります。そのままでいいのです。
ただ、落ち込みやすいあなた、人の顔を気にしやすいあなた、自分に自信がもてないあなたも大切なあなた自身です。できなかった自分やあまり好きではないかもしれない自分も「自分なんだ」とどうか認めてあげてください。
モラハラを受け続けたことで、あなたは知らず知らずのうちに自分の心にフタをしてしまっていました。その感情を吐き出して、整理したり、癒していくことで少しずつですが克服をしていくことができます。
自己流でやっていくのが大変な時は専門家の力も借りてみるのもいいでしょう。
あなたが自分と向き合う貴重な機会を活かせるよう、応援しています!
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