影響

モラハラ夫が与える子供への影響

夫はモラハラかもしれない。と思ったあなた。

離婚を考えるほどのヒドイものじゃないけれど、時々辛くなる。

今は私だけにモラハラするから耐えてるけれど、今後、子供にもヒドイことをするようになったらどうしよう・・・

子供への影響は大丈夫かな・・・

こんなことを考えたり悩んでいませんか。

最初に夫から妻へのモラハラは当事者だけではなく、子供にも悪影響を与えます。
これは断言します。

今回はどうして、モラハラが身近にあると子供に悪影響なのかをお伝えします。

モラハラが子供に与える悪影響

はじめに

まず、結論としてモラハラが子供に与える影響は次の通りです。

将来わたって、自分を肯定できなくなり、他者とのコミュニケーションに問題が出てしまう

モラハラは子どもに悪影響しか与えません。

子供の前では極力気を付けてモラハラ現場を見せていない、「うちは大丈夫。」と思ってませんか。

夫のモラハラがはじまると、子どもを別の部屋に移動させたり、にとにかく謝ったり機嫌をとったりして早くモラハラが終わるようにしたり、子どもが寝静まってから話をしてもらうようにお願いしたり・・・

母親であるあなたが普通の家庭であるように努めても、残念ながら子供はお父さんがお母さんをイジメていることを知っています。

お母さんが悲しむから、気づいていないフリをして、元気にふるまうのです。

家族が仲良くしてほしいから、子供なりに一生懸命に気を遣っています。

モラハラは言葉だけでなく、態度でもわかります。

日々の些細な言動からでも、モラハラ夫の姿勢(人を見下したり、責任を他人になすりつけようとする)は当然、子どもは見ていますし知っています。

仮に隠そうと思っても精神年齢が幼稚なモラハラ夫の演技では隠せません。

「あっお父さん、いつものがはじまった。」と子供はわかります。

では次に、子供への影響の理由について、みていきます。

子供へ悪影響な理由

精神的に不安定になる

モラハラ夫は突然、怒りだしたり機嫌が悪くなるので、「怒られないか」「お母さんは大丈夫か」と子どもは大人の顔色や状況をうかがってビクビク過ごさなくてはいけません。

本来、安心してのびのび過ごせるはずの家庭で、常に緊張したり不安な気持ちで過ごさなければいけないのは精神上、大きなストレスとなります。

そして、父親が母親にモラハラをしている姿を見て育つと、「自分が悪い子だから両親はケンカをしてしまうのだ。」「自分が母親を守らなければ」という考えになってしまいがちです。すると子供は我慢をして、必要以上にいい子になろうとしたり聞き分けがよくなったりします。

本当はもっとわがままを言ったり、甘えたりしたいのを我慢して優等生になります。

親が子供の面倒を見る立場なのに、子どもが未熟な親の面倒を見ようとする、立場の逆転が起こります。親からの愛情を十分に受けず、子どもが頑張っている状態です。

子どもは相当に無理をしていますが、それ以上に母親が父親に怒られている姿を見るのはツラいのです。ただ、親からの愛情というエネルギーが不十分な中で、子どもが頑張り続けるのは至難の業です。子どもはだんだんとエネルギーがなくなっていきます。

自信がもてない

モラハラ夫から直接、暴言を受けてしまった場合はもちろんですが、モラハラ夫から母親の悪口「ダメな母親」「バカな母親」「こんな母親でお前は可哀そうだ」などを子どもが言われ続けることで、子どもは「自分はかわいそうなんだ。」「お母さんから生まれた自分もダメなんだ・・・」とだんだんとマインドコントロールされて自分に自信を失ってしまいます。

またモラハラ夫が世間体や自分の考えだけで、子どもの進学先を決めたり、習い事を決めたり、休日の過ごし方を決めたり、お友達との関係を指示してくる。

「そのほうがお前のため」「お前はなにもわかっていない」と怒鳴ってきかせて、無理やりやらせたり、やめさせたりすると子どもは「自分の意見をきいてもらえない。自分は尊重される価値がないのだ。」と自信を失っていきます。そして、主体性や将来の夢や希望を持てなくなります。

攻撃的になる

家庭で我慢している分、学校など外で人に当たったりとストレスを発散しようとします。

モラハラの加害者になってしまう

子供は親を見て、親を見本にしながら成長し社会性を学んでいきます。

間近でモラハラを見聞きして育った子供は、無意識に親の真似をしてモラハラ行為をしてしまいます。親がやっていることを「当たり前のことだ」と思って、無意識に他人を見下した言動をしたり、無視や暴言、すぐにキレたりすることに抵抗がありません。

まさにモラハラする親を見て、その子どももモラハラをしてしまう・・・モラハラという負の連鎖が続きます。

まとめ

モラハラ夫の影響を受けることで、緊張状態から子どもは大きなストレスと抱え、精神的に不安定になったり自己肯定感が低くなってしまいます。

また、その反動から攻撃的になったり、モラハラ加害者になってしまう可能性が。。。

そして、他者に対して思いやりや共感が乏しく「自分さえ良ければいい」という考えだったり、優劣や上下関係をつけるのが当たり前である環境で育ってしまったので、良好な人間関係を築くことができず、友人が全くいなかったり、人間関係でトラブルが多くなります。

メンタルの強さや良好な対人関係は子供時代だけでなく、大人になってからもずっと幸せに生きていくために必要なもの。

将来にわたって、子どもが生きることに苦しみ悩んでしまわないように、モラハラの影響を最小限にとどめたいですよね。別の記事で、その方法もお伝えしますので、また参考にしてみてください。

モラハラの悪影響とは、子どもの自分肯定感が低くなり、他者とのコミュニケーションに問題が出てしまうので、将来にわたって、子どもが生きることに苦しんでしまうこと。

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