離婚したいと夫から言われた。
理由はいろいろ言ってたけど、要は私がモラハラだから、と。
「えっ!?私、モラハラなんてしてない!何言ってるの!?」と内心、戸惑ってパニックになる。
夫は真顔で「別れたい。」「無理。」の一点張り。
「あ、いつもと違う。本気なんだ…」と気が付く。
夫からモラハラみたいに言われたけど、自覚がない。でも、自分のせいみたいに言われてるから相手が嫌だと思うことをしていたい自分がいたかもしれない…
でも、自分は離婚もしたくない、こんな時はどうしたいいのか…
今回は、そんなあなたにモラハラって言われたけど、離婚したくない時、どうすればいいの?についてお伝えします。
モラハラって言われたけど、離婚したくない時、どうすればいいの?
モラハラって言われた時、どうしたらいいの?
自分の今までの言動を振り返って、あなたは、こんな言動に当てはまりませんか。
- 怒る
- ヒステリック
- 不機嫌
- 小言が多い
- 批判が多い
- 物にあたる
- 無視
- 返事をしない
- 泣く
あなたからしたら、「だって、それは夫が~してくれないから!」と理由や言い分はあるかもしれません。
でも、今ある結果として、
夫はあなたの感情に振り回されて、疲れてしまった。
もう一緒にいたくないと思うほど嫌になってしまった。
あなたが怖いと思うようになってしまった。
のです。
本来、どんな理由があろうと自分の機嫌は自分でとるもの。
機嫌が悪くなる、感情のコントロールが効かなくなる、そんな選択をしてるのは、あなた自身です。
思い出してみてください、怒っていても、電話がきたり、宅配便が来れば、切り替えて笑顔で対応できるもの。そう、あなたの感情はあなたの選択、あなたがコントロールできるものです。
それなのに、夫にあなたの機嫌をとらせようとするのは本末転倒。
当てはまるものがあれば、大いに反省する余地があります。まずは、事実を受け入れましょう。
自分を改善する努力と行動ができるのか
そのうえで、自分の機嫌を自分でとれるようになるには、どうしたいいのか。
「頑張る」だけでは、行動は改善していきません。
怒りっぽくならないためには、どうしたいいのか、
やることを詰めすぎない、お願いしたいことをハッキリ伝える、
頑張りすぎない、一人で抱えすぎない
などパッと思いつく、改善策や予防策が出てくるでしょう。
たくさん挙げた行動改善のためのリストを日常生活にひとつずつ、取り入れていく…イライラしそうになったら、それを行うなどして、自分に合った感情的にならない対策の試行錯誤をしてみましょう。
その上で
「そもそもなぜ、不機嫌になってしまうのか。」
「なぜ、怒りっぽくなってしまうのか」
「なぜ、感情が抑えられなくなってしまうのか」
この根本について、どうしてなのかも考えてみましょう。
自分と向き合うのは苦しい
根本のなぜ?を考えるのは、実はかなり苦しい行為。
なぜなら、それは幼少期や成育歴からの自分を振り返っていくことで自分の心の傷を直視することでもあるから。
私たち傷ついた心を守ろうと、これ以上、傷つきたくないからと知らず知らずのうちに考え方や自分の行動にクセがつきます。
昔、人から何気なく言われていたことや、自分では当たり前と思っていたことが固定観念になって、あなたを苦しめている場合は多いのです。
そのため、親だったり、兄弟だったり、友達だったり、自分を生み育ててくれた人たちを憎むような場面に遭遇してしまうかもしれません。
誰だって、親を恨みたくない、責めたくない。でも、根本の原因を深堀すると、多くの場合、親の育て方だったり、関わり方があなたの人生に大きく影響しています。
それは、親の過保護だったり、過干渉、愛情不足、
「~しないなら、もう知らない」などの条件付きの愛だったり
「どうせできないでしょ」
「バカな子で」
とか、
「いい子でいなさい」
「しっかりしなさい」
「真面目に頑張りなさい」
などの言葉だったり。
誰が言い出したのかわからない「女の子なんだから」「女性は~あるべき」などに囚われて、それが当たり前の価値観、普通のことだと思い込まされて成長してしまったことが、原因になっていることがあります。
言ってる本人たちは本気で言っていたわけじゃなくて、おそらく軽い気持ちで言っていた李悪気はない発言だったかもしれません。
でも、力のない子供は親が自分の世界の全て。そんな人に言われた言葉の影響は大きくて、親の愛がほしいから、知らず知らずのうちに親に合わせようと頑張ってい続けたのです。
そうやって、傷ついた自分に気づいていく。
そして、その都度、その都度、向き合っていく。
本当は自分はどうしたかったのか、どう愛されたかったのか、自分を知っていくことが、原因の根本解決のヒントになるのです。
離婚したくない時、どうすればいいのか
冷静になる時間が必要
離婚したいと言われたからといって、すぐ即答する必要はありません。
「パニックになってるから冷静になる時間がほしい」
「少し考えさせてほしい」
と静かに伝えて、あとは色々言うのは控えてその場は終わりにしましょう。
やってはいけないこと
・相手に「捨てないで!」すがりついたり
・相手に「あなただって、悪いところがあったんだからお互い様でしょ!」と説得しようとしたり
・相手を「離婚するなら、死んでやる!」などと脅したり
・相手の話を無視して、話し合いを放棄して部屋を出てしまうことです。
相手はますますあなたが怖くなったり、嫌気が差して距離を置かれるようになるでしょう。
感情が収まらないうちに、結果を出そうと焦っても空回りになります。
まずは、自分が冷静になるための時間をもらいましょう。
相手の立場になって考える
相手は考えて考えて、考えた末に勇気を出して、あなたに離婚の申し出をしました。
通常、誰だって離婚したくて結婚するなんてことしません。この人と一生、生きていく。そんな覚悟で結婚したはず。
まして、男性はプライドの高い生き物。離婚して、自分が選んだ相手が失敗だったと自らの選択が間違っていたことを認めたくない、そんな男性が離婚を決意するのですから、相当悩んだし、考えたうえでのことでしょう。
それほどまでに、あなたと一緒にいるのが苦しかった、辛かった。
あなたと一緒にいると、自分が保てなくなる、自分が壊れてしまうと思ったかもしれません。
結婚してからの期間、そんな気持ちを味わい続けていたパートナーの苦悩があったのかもしれません。
そのうえで、ずっと耐えて我慢して「いつか分かってくれる」「変わってくれる」と待っていてくれたかもしれない。
そんなことを想像してみましょう。
なかなかイメージができないなら、自分事に置き換えて、パートナーがもし自分のような立ち居振る舞いをしていて、自分がそれに付き合っていたら、どう感じるでしょうか。
楽しい?嬉しい?幸せ・・・?
たぶん、相当疲れるし、イラつくと思います。
私たちは自分勝手なもので、自分のことをは棚に上げて人にいろいろと要求しがちです。
あなたもパートナーに色々と要求してばかりだったけど、自分はちゃんとできていたのか…問いかけてみてほしいです。
完ぺきを求めあう夫婦は、お互いに疲れてしまいます。
不完全な自分も、そして相手も受け入れて楽しく暮らしていく努力や行動ができていたのか、振り返ってみましょう。
謝罪する、行動で示す
自分に非があった、何がいけないのかわかった。
今後、どうやって改善していくのかが、具体的な行動まで落とし込めたら、あとはそれを実践するだけ。
もし、パートナーと直接会える機会があるなら、その時に、自分の言葉で今までのことを謝罪しましょう。また、今後、自分はどうしていきたいのかを伝えて、離婚を思いとどまってもらえないか、待ってほしいと誠心誠意、お願いをしてみましょう。
変わるから!と言っても相手は信じません。今まで、さんざん信じて待っていたので、「変わらなかったじゃないか!」と不信感が高まっています。
態度で示していくしかありません。
演技や一時的なものではなく、本当に心を入れ替えた姿を見てもらい続けるしかないのです。
注意点
相手からモラハラされていたかも!?
モラハラ加害者は自分の非を認めたくない、自分は正しいことを主張したいので、モラハラ被害者を「モラハラ」に仕立て上げる場合があります。
モラハラ加害者は言葉巧みで口も達者なので、
モラハラ被害者を
「私がいけないんだ。」
「私がモラハラしていたんだ。ごめんなさい」
と相手に罪をなすりつける、相手のせいにして、自分を有利な立場に置こうとします。
モラハラ夫は共感をしないし、気遣いもしません。自分を中心に世界を見ているので、思いやりもない。
追い詰められた傷ついたあなたが、自己防衛のために怒ったり、泣いたり、ヒステリーになってしまったという場合もあります。
夫婦は鏡
あなたに心の傷やトラウマがあるように、パートナーである夫も大かれ少なかれ心に傷なり問題を抱えているもの。
夫婦はどちらかが100%原因あるという場合は少なくて、どちらも気にしなければ、流せれば問題にもならないことも実は多いのです。
夫婦は鏡、なにかしら根本で似ている。
疲れていた、仕事が忙しかった、体調が悪かった…という様々な原因だったり、完ぺき主義だったり、神経質だったり、こだわりが強かったり…それぞれが、それぞれに特性を抱えていたりします。
それをお互いにどう折り合いをつけられるのか、話し合ったり協力して、やっていけるのか…というところにかかっているのです。
まとめ
いかがでしたか。
今回はモラハラって言われたけど、離婚したくない時、どうすればいいの?についてお伝えしました。
大切なことは、まずは冷静になること。
離婚と言われて、平常心でいられる人なんていません。内心、パニックなって、怒りや悲しみでいっぱいになります。
でも、そんな時に感情的になって相手にぶつけたり、ひどい事を言ってしまっては事態はもっと悪化するばかり。最悪、そのとききの対応が引き金になって離婚へまっしぐらになってしまうことも。
離婚と言われても、すぐ即答・反応しないで、必ず考える時間をもらうように伝えましょう。
多くの言葉を言う必要はありません。この時点で弁解したり何か言っても、相手からは自分を引き留めているような言い訳にしか聞こえないのです。
そのうえで、冷静になって自分の感情と向き合ってみる、そして相手から言われた離婚したい理由になった自分自身の言動について、客観的に振り返ってみることが必要です。
自分がどうかではなく「相手がどう感じたのか」が全てです。
自分のことを客観視して振り返ることができるのか、相手が嫌だったことにどれだけ「気が付けるのか」がポイントになります。
冷静になって、自分自身と真正面から向き合う、そして相手の立場に立って考えた時、出てきたものを踏まえて自分はどうしたいのかを考えましょう。
一時の感情に振り回されず、「相手の気持ち」がどうかとか、相手を変えようとするよりも、自分の本心だったり、自分の本質を向き合うことが、問題の解決への糸口になります。
苦しい作業になりますが、やる価値はあるはずです。応援しています!
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