夫に怒られる。説教される。
口が達者な夫には、到底、敵わない。
私の意見なんて聴いてもらえない。いつも、否定される、自分が夫に合わせるのが当たり前。
反論したり、意見を言ったりすると、いつの間にか論点がすり替わって、自分が責められる。
結局いつも私が謝ってばかり。
なんか、これモラハラかもしれない。そんな風に思って夫に言ってみると大激怒。
「ヒステリーのお前が言ってんじゃねーよ」
「お前こそ、メンヘラだわ。病院行って来いよ。」
そんな冷たい反応が返ってくるだけ。
私の被害妄想なのかな。これが普通なのかな。
普通の夫婦ってどんなものなんだろう。。。
そんな風に悩んだり、立ち止まってしまっているあなたに、今回は夫からのモラハラは私の被害妄想?モラハラかわからない時の考え方についてお伝えします。
夫からのモラハラは私の被害妄想?モラハラかわからない時の考え方
夫からのモラハラは私の被害妄想?
はじめに
夫から責められていると感じてモラハラという言葉を知った時、
ハッキリと
「自分が受けていたのはモラハラだ!」と思える場合と
自分の中の決定打がなくて
「わからない。」
「私の思い違いかも」
と思ってしまう場合があります。
今回は後者の場合に重心において、考えていきたいと思います。
私自身もモラハラという言葉に出会った時
「自分はモラハラされていた!」とハッとした一方で
「いや、自分にも悪いところもあったし」
「私の考えすぎかもしれないし」とモラハラと断言できずいました。
それは、
- 自分が好きで結婚した配偶者がモラハラなんてする人じゃないと思いたかった
- 「私は幸せな結婚生活を送っているんだ!たまたま今は夫婦仲がうまくいっていないだけなんだ」と自分のプライドのような間違いや失敗を認めたくない気持ちがあった
- 「自分もイライラしたり、キレたり、ヒステリーになってしまったことがあるから、過失がある。お互いに悪いところがあるのに、相手だけ責めるのはおかしいのでは」となんだかよく分からない道徳観や倫理観で相手をかばう気持ちがあった。
そんな状態で、なかなか自分の痛みを直視することができずにいました。
前置きが長くなりましたが、結論から言うと、被害妄想かどうかは、個別によって異なります。
だって、あなたの考え方や価値観など、幼少期からの物事のとらえ方や思考のクセだってありますし、それを抜きにしても、人によって痛みの感じ方、表現の仕方って違います。
同じようなケガをしたのに「痛い―!死んじゃう!」って騒ぎ立てる人がいる一方で、静かにじっと痛みに耐えていたり、他の人を気遣っているような人もいます。
どちがいい、どちらが悪いではなくて、そのぐらい、違うのです。
また、夫婦である以上、夫だけが100%悪い、あなただけが100%悪いとか、どっちかということはなくて、どっちもそれぞれ要素や原因があるものです。
その上で、被害妄想なのか否かについて考えていきましょう!
被害者意識が強い
自己犠牲している・・・という意識が強いと知らず知らずのうちに
「苦労している私」
「悩んでいる私」
「苦しんでいる私」
「可哀そうな私」
「夫のしりぬぐいをしてる健気な私」など、そんな被害者意識が強まります。
悲劇のヒロインであることに酔っている状態で、悲劇のヒロインであることに慣れ過ぎて、なにかあると、無意識に苦労するほうだったり、大変なほう、損するほうばかりを選んでしまいがち。
それは親の育て方だったり、幼少期に「苦労すれば報われる」「楽するのはよくない」など言われ続けてきているので、
自分のために選んだり、自分を大切にすることができておらず、いつも誰かのお世話をしてる、面倒見るのが当たり前になってしまってます。
面倒を見たり、お世話する、弱い人を助ける「私」像ができているので、
知らず知らずのうちに等身大の相手をみずに
いつも弱い人、お世話が必要な人と思い込んで接している可能性もあるでしょう。
大げさにとらえてしまう
1言われたのに3言われた、5言われたと思ってしまう。
1人に注意されたら、みんな私のこと嫌っているんだと過大にとらえて、心配してしまう、不安になってしまうことってありませんか。
当てはまるかも…と思ったら、夫の言動も大げさにとらえてしまっている可能性があります。
夫は「部屋が散らかってる。」と素直に思ったことをそのまま言っただけだったけど、あなたは「片づけができてない!」責められてるように感じた。
同じ家に暮らしているんだから、気が付いた方が片付ければいい、
夫が気づいたら、黙って片付ければいいのに、
わざわざ妻に「片付け」を促すように言ってる。
デリカシーがない発言とも言える。
でも一方で、妻側だって、そこまで気にしないで大らかに「そうだね~」とか「片付けお願い~」とさらっと言える、流せれば問題にならないはず。
どっちがいい、悪いではないのですが、夫婦のコミュニケーションが不十分である可能性は高いと言えるでしょう。
モラハラ加害者の妄想
モラハラする人は、自分が常に正しいと思っているので、自分が悪いことをしている、ひどいことをしているなんて、全く、全く思っていません。
自分の言動を正当化するために、責任転嫁して「お前が~したから、俺は仕方なく~した」「俺は悪くない!」「悪いのはお前だ」というロジックを作り出します。
モラハラ加害者は自己愛性パーソナリティ障害に当てはまる方も多く、二次疾患として妄想が強まる統合失調症になってしまう場合もあります。
自分が傷つきたくないが故にあなたを悪者にすることに必死です。また、モラハラ加害者も考え方のクセで大げさにとらえたりすると、事実から大きく外れた内容で話が誇張されていきます。
言い方も極端だったり(死ぬ、もう人生終わったとか)です。
そのため、モラハラ加害者に「お前こそ、モラハラだ!」と言われて悩み続けてしまう被害者も。
でも、本当は逆で、被害者は加害者に良いように利用されているだけだったりします。
自己肯定感が低い
「自分に自信ない」人の場合、モラハラ夫に高確率で好かれます。
だって、自分に自信がないから、言う事聞いてくれやすいし、コントロールしやすいから。
ただ、そういう人ってマイナス思考だったりもする場合が多いので、「自分が悪いんじゃないか」と相手じゃなくて自分に原因を探してしまいがち。
本当は夫だって悪いところがあるかもしれないのに、というか、夫が悪いのに、夫の罪まで「夫を怒らせてしまったのは、朝食に私がパンじゃなくて、ご飯を出したから」と無理やり理由をこじつけて、自分を責め続けます。
それが、逆にモラハラをエスカレートさせてしまう。
「俺は悪くないし」を加速させてモラハラスパイラルにはいってしまうのです。
モラハラかわからない時の考え方
モラハラかどうかはどっちでもいい
モラハラの定義もありますが、モラハラかどうかはどっちでもいいと私は思っています。
大切なことは、あなたが今、感じている気持ちがどんなものかということ。
おそらく、多くの方は苦しい、どうにかしたい、このままじゃ嫌だ!そんな思いでいるはずです。
どうか、その気持ちを一番、大切にしてほしいです。
自分を見失っているかも
自分がやりたことや好きなことが見つからない。
いつも夫に合わせてばかり、夫の顔色をうかがってばかりだと、自分の気持ちが隠れて、自分で自分がわからなくなってきます。
まさしく、自分を見失っている状態。
そんなときは主語を「自分」で意識してみましょう。
夫はなんていうんだろう→自分はどうしたいのか
夫は食べないだろう→自分は食べたいの?食べたくないの?
夫が許さないかも→自分はどうするのが一番いいと思う?
そんな風に今まで「夫」を判断基準にしていたものを、自分はどうしたいのかを考えてみましょう。
全てを言ったり、実行する必要もありませんが、本当の自分が望んでいることを知っていること、自分の本心を知っていることがとても大事なのです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は夫からのモラハラは私の被害妄想?モラハラかわからない時の考え方についてお伝えしました。
モラハラなのか、被害妄想なのか悩むとき、自分の心が正常な状態であるかがとても大事なことです。
どんな場合であれ、改善をしていきたいのであれば、あなた自信の心を整えてから臨まないと、十分な結果を出すことができません。
もし、被害妄想だったら、自分の考え方のクセだったり、幼少期のトラウマや自分に向き合うことをして、生きやすく、自分を受け入れていく必要があるでしょう。
もし、モラハラだったとしたら、これからの夫との関係をどんなカタチで臨んでいるのであれ、強い気持ちで夫には向き合っていく必要があります。
どんな状況であれ、心を整えておくということは非常に大事なのです。
他の記事で心の整え方についてもご紹介してますので、参考にしてみてくださいね。
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