夫がムスッとしてることが多い。
あからさまに機嫌が悪いオーラを出していて、話しかけたり、理由を聞いても「別に」とそっけない。
私が何かしようとすると、
冷たい視線だったり、ため息、舌打ちみたいな音が聞こえる。
不機嫌な態度をとっているので、
「話しかけにくい・・・」と話すのをためらうようになるし、
「機嫌を悪くさせないように・・・」と常に気を遣う。そして、
「また、不機嫌になったらどうしよう・・・」
と接するときに委縮してしまう。
殴られたとか、暴力振るわれたわけではないけど、なんだかツライ。悲しくなることがある。
それって、不機嫌ハラスメントだったり、モラルハラスメントかも。
今回はもう振り回されない!夫の「フキハラ」不機嫌ハラスメントへの対処法についてお伝えします。
もう振り回されない!夫の「フキハラ」不機嫌ハラスメントへの対処法
フキハラって?!
フキハラとは「不機嫌ハラスメント」を略した造語のこと。
不機嫌な態度をとることで特定の相手を委縮させることで、相手に過剰な気を遣わせたり、自分の思い通りにするためにコントロールしている状態をフキハラと呼びます。
モラハラ(通称モラルハラスメント)もフキハラ同様に不機嫌になったり、暴言、無視など精神的ないじめ嫌がらせをすることで、相手をコントロールしようとします。
イメージとしてはモラハラの中にフキハラも入っているようなイメージです。
どちらにしても、不機嫌オーラ全開の相手を前に、それを見せられている方はかなり気を遣いますし、嫌な気持ちになりますよね。
今回はそんな困ったフキハラについて、注目してみていきましょう!
フキハラの原因
幼少期の影響
私たちは子どもの時に相手に感情を受け止めてもらうことで、「イヤだ」「悲しい」などの感情の伝えられるようになります。
そうすることで、感情を消化することを学びますが、家庭環境や親の子どもへの接し方が感情を押さえつけるようなものだと、自分の感情を我慢したり、押し殺して蓄積させてしまいます。
感情を出さない事が、過酷な家庭環境をやりすごす方法だったので、自分の感情に気が付かない、自分の感情を言葉で伝えられない、感情を消化させられない状態が続く。
押さえつけられてきた感情が不機嫌として表面に現れてしまっている可能性があります。
ストレスなど心の余裕のなさ
現代人は忙しい。仕事、家事、育児など自分の時間を確保することもなかなかできず、知らず知らずのうちにストレスや疲れをため込んでしまいがち。
忙しすぎたり、ストレスや疲れがたまっていると、なかなか心にも余裕が持てないため、周囲を見渡したり、配慮したり、気遣うことも難しくなります。
自覚のない感情「疲れた」「しんどい」がたまって、不機嫌と言う形で出てしまっているかもしれません。
不機嫌ハラスメントへの対処法
放っておく
不機嫌になっている相手に対してそっとしておく、放っておきます。
本来、自分の機嫌は自分でとるもの。
不機嫌な態度に対して、あなたがご機嫌取りをする理由はありません。
気を遣う必要もありません。
普段通りに接する、気にしないでいる、「あなたの不機嫌な態度には振り回されませんよ」と態度で示しましょう。「いずれ、戻ってくるだろう」と温かく見守ります。
毅然とした態度
不機嫌な態度が長く続いたり、エスカレートしてあなたに八つ当たりをしてきたときは期限とした態度をとります。
あなたに非がないのに、あなたが謝罪したり、気を遣っていると「不機嫌になれば、妻は言うことをきいてくれる。」「俺が不機嫌になったのは妻のせい」と責任転嫁だったり、都合の良いように扱われてしまう可能性があります。
「嫌なものはイヤ」「やめて」とハッキリ意思表示しましょう。
そして、相手に合わせすぎない、気を遣いすぎない姿勢も大切です。
相談する
不機嫌がひどかったり、長く続いたりすると、気が滅入ったり、心が折れそうになるかもしれません。
「いい加減にしてよ!」と逆切れしたくなるかもしれません。ただ、不機嫌な相手に対して怒りで返しても、残念ながら何もなりません。
そんな時は第三者に話をきいてもらったり、相談をしてみましょう。
夫婦のこと、夫の恥さらしみたいなことを言うのは・・・と躊躇うかもしれませんが、あなたのことを大切に思っている人なら、あなたが信頼できる人なら、邪険にしたり、笑ったりなんてしません。
もしくは、カウンセラーなど聴く専門家に話を聞いてもらうのもいいでしょう。
自分の気持ちを吐き出すことで、気持ちの整理ができたり、人からのアドバイスで、新たな視点や改善方法がわかるかもしれませんよ。
自分の心を整える
不機嫌な夫を気にしないように努めても、やっぱり気にしてしまうし、夫の不機嫌オーラに引きずられて、自分もイライラしたり塞ぎ込んでしまう。
そんな時は、夫と自分の気持ちが混在してしまって、夫のことなのに、自分の気持ちのように感じてしまっているのかもしれません。
言うなれば、夫と自分の感情の境界線ができていない可能性が。
あなたが怒ったり、嫌な気持ちになっているのは「誰の」感情でしょうか。
あなたが悩んだり、困っているのは「誰の」問題ですか。
あなた自身の感情だったり、悩みなら良いのですが、実生活だと、私たちは知らず知らずのうちに「他人の」問題についてアレコレ悩んだり、「他人の」感情に影響されて怒ったり、怖がったり、不安になってることも多いのです。
当たり前ですが、あなたと夫は別人です。
あなたは自分の感情に責任を持たなくてはいけないし、夫は夫で自分の感情に責任を持つ必要があります。
現状はあなたの感情の領域に夫がズカズカ入ってきて、好き勝手している状態。
自分の領域を守る、夫を侵入させないためにも、自分と夫との境界線を意識してみましょう。
自分は自分。夫は夫です。
まとめ
いかがでしたか。
今回はもう振り回されない!夫の「フキハラ」不機嫌ハラスメントへの対処法についてお伝えしました。
フキハラの原因は様々なストレスだったり、幼少期が影響しています。
気持ちを言葉で伝える、自分の感情を適切に表現することができないと、無自覚に不機嫌として、態度に表れてしまうのです。
そんな時は、気にしない。スルー力を駆使して自分の無理のない範囲で不機嫌な相手を温かい目で見守ってあげましょう。そして、不機嫌に影響されないように、気持ちを引きずられないように自分の心を整えていきます。
自分と他人の境界線がハッキリもてるようになれば、人の問題について気にならなくなります。
夫がどうであろうと、あなたは自分の人生の1日を大切に過ごそうと思えるようになるはずです。
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