モラハラ夫との関係を続けるのは苦しい・・・
でも、モラハラ夫と離れるのも苦しい・・・
頭ではモラハラ夫と離れたほうがいいと思ってる、離れられない!
そんな気持ちをもっているあなたは、モラハラ夫と共依存になっているかも。
共依存とは、特定の相手との関係にお互いに依存しあっている状態のこと。
本来は支え合うはずの夫婦で、無意識のうちでに相互が「相手がいないと自分はやっていけない。生きていけない!」と思い込んでる状態です。
そんな不健全な共依存関係は「依存」というくらいなので、なかなか克服するのが難しい。
今回はモラハラ夫と共依存になってしまう理由とその克服方法とは!?についてお伝えします。
モラハラ夫と共依存になってしまう理由とその克服方法とは!?
モラハラ夫と共依存になってしまう理由
あなたがモラハラ夫に依存してしまう理由
モラハラ被害者は自分に自信がなく、不安が強かったり、孤独に耐えられない人が多い。
「こんな自分を必要としてくれる」「一緒にいてくれる」と思うと、嬉しくて相手に尽くします。
そのため、自分がイヤだと思ってもなかなか「No」と言えず、相手に合わせてしまいがち。
「嫌われたくない」「捨てられたくない」という恐れから、自分の気持ちを抑えたり、相手の言いなりになってしまう。絶対に譲ってはいないことまで、相手に譲ってしまう。
また「こんな自分が幸せになっていいの?」と幸せ不安を感じたり、幸せを受け取りにくく鈍感になってしまいがち。お世話のしがいのある問題の多い人を選んでしまう傾向が。
あなた自身が自分のことを大切に扱っていない場合もあるです。
良心的な人が相手なら、そのことに気づいたり、気遣ったりしてくれますが、モラハラ夫はそんな配慮はありません。自分の都合が良いように利用するだけ。
そのため、なかなか対等な関係を築くことができず、自分を苦しめる相手であっても自分からは離れられない。それがさらにモラハラを助長させていく…負のスパイラル状態です。
その原因はあなたのもともとの性格もありますが、過去のトラウマや幼少期の家庭環境や母親との関係が影響して、自分に自信が持てなかったり、アダルトチルドレンで見捨てられ不安が強くなってしまった場合があります。
実はモラハラ夫もあなたに依存してる
モラハラ夫はあなたに依存していて、実はモラハラ夫も自分に自信がありません。
自分の自信のなさを隠すため・認めたくないために虚勢をはったり、威圧的・攻撃的でいることで自分は強いことを示したい。
でも、本当は傷つくことを誰よりも恐れていて、傷つかないために、弱い自分を直視したくないがために、自分より弱い人に対して、モラハラする。
イヤな事があったり、不安やストレスが溜まった時など、自分で自分の感情を処理できないので、被害者をサンドバックにして、自分のうっ憤を発散します。
問題があったとき、自分に原因があるのではなく、自分以外のものにあると責任転嫁して自分を守っているのです。
そんな風に安心して自分の優位性を示すことができる存在(サンドバック)をもつことで、モラハラ夫を自分を保つのです。サンドバックが「あなた」になってしまっているのです。
夫婦は鏡
原因は何であれ、必要とされたいあなたと、サンドバックになる人を必要としているモラハラ夫。需要と供給が一致して、お互いが相手に依存しあっている状態が共依存です。
ただ今回、モラハラという問題から、あなたはあなたの課題に気がつくことができました。
夫が自分の課題に気が付くか、どうかは分かりませんが、夫は夫で問題を抱えていることはわかりましたよね。
夫婦は鏡です。
自分の長所や短所を相手が映し出します。どちか一方が悪いということはほぼありません。
ここでお伝えしたいのは、あなたには自分の性格だったり、結婚生活を責めたり、後悔してほしいわけではないということ。
自分に気がつくチャンスが巡ってきた。自分を見つめなおす機会が巡ってきたと思ってもらえると嬉しいです。
克服方法とは!?
客観的に自分を見る!
モラハラ共依存状態になっていると視野が狭くなっています。
また自分を過小評価しがちなので、自分で等身大の自分を見たり、夫婦関係を見ることができず、客観的な視点が欠けている状態です。
俯瞰(ふかん)して客観的に自分を見ることができるようになることが、共依存状態からの克服に有効です!
客観的に自分を見るために、ノートやパソコンに1日の出来事を書き出してみたり、自分の気持ちを書いてみましょう。そして、書いたものを自分で読んでみる。
ひとつひとつの事実を客観的に見ることができると、何が問題なのか、解決の糸口が見えてくる可能性があります。「そんなに自分を責めなくてもいいのに」「あなたが悪いわけじゃなくない!?」「夫だって、これが良くなかった」と思えて必要以上に自分を責めなくなります。
また吐き出した感情を客観視することで「大丈夫と思っていたけど、実は私、結構嫌だったんだな」とか「気にしてないつもりだったけど、落ち込んでる。無理してる」自分に気が付くことがあるはずです。
一人でやるのが、ツラかったり、上手くできない場合にはカウンセリングに行ったり、人に相談して話を聞いてもらうことで第三者の意見をもらえたり、自分の感情が整理することができます。
我慢しない・気にしない
共依存状態だと、「相手に嫌われたくない!」心理から自分の気持ちを後回しにしていることが多いです。
それは、自分の気持ちを我慢して押し殺しているのと同じこと。
あまりにモラハラ共依存状態が続いていると、自分の気持ちがわからなくなる、何も感じなくなってきます。(おそろしい状態ですよ。)
まずは、ないがしろにしていた自分の気持ちに気が付いて、それを感じてみてください。味わってみてください。
私はイヤだったんだー!
悲しかったんだー!
愛されたかったんだー!
話を聞いてほしかっただけなんだー!
大切にしてほしかったんだー!
と自分のことは棚に上げて言いたい事、感じていたことを一人でいるときに声に出してみましょう。
その上で、自分が好きな事、やりたいことは我慢せずにやってみる勇気をもってほしい。
今までは「私になんて、できない」「私なんかがやっちゃいけない」「夫が許してくれない」と思い込んでいたかもしれませんが、「えいっ!」とやってみると
どうして今までやっていなかったんだろう・・・
なにをそこまで我慢してたんだろう・・・
と不思議に思うくらいあっさりと実現したりします。
大切なことは、周りの意見に振り回されない事、気にしないことです。
夫に文句を言われたり、どうみられるかを気にして動けなくなってしまう、行動できないのはもったいない!
良いことも悪いことも、自分で責任をもつ覚悟があれば、あなたは何をしたって、なにを選んだって、どう生きたっていいのです。
物理的な距離をとる
依存しているモラハラ夫から物理的に離れることで、共依存状態が弱まります。
それは別居であったり、離婚であったり・・・と必ずしもなくてもかまいません。
もちろん、長期間にわなって距離をおいたほうが、洗脳状態を解くことができるので、有効ですが、それが難しければ数日、ホテルで生活する、一人で旅行に行くとか、モラハラ夫と一緒にいない時間を作ることが大切です。
もしくは同居していても別の部屋にいたり、外出を増やすなどして接触機会を極力少なくしてみましょう。
夫以外の居場所をつくる
夫との距離が近すぎる、夫が中心の世界になっている状態から抜け出すことが共依存からの克服方法です。
あなたの世界の中心になっている「夫」を「あなた」に変えていきます。
そのために、あなたの心の拠り所を複数持つことをお勧めします。
今は夫だけになってる状態。それを趣味だったり、仕事だったり、友達だったり、習い事だったり、あなたを受け入れてくれる場所や人、飾らない無理しない自分でいれる場所をこれから少しずつでもつくっていきましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回はモラハラ夫と共依存になってしまう理由とその克服方法とは!?についてお伝えしました。
モラハラ共依存を克服するには「共依存になっている自分に気が付くこと」と自分の気持ちに素直になること、事実を客観的に見れるようになることがとても大切。
モラハラ夫からの洗脳や共依存の影響で元の状態に戻りたくなったり、気にしてしまって、落ち込んだり、苦しんだり自分がイヤになることもあります。
でも、そんな弱い自分も自分なんだと認めていくことで、少しずつ自分を取り戻していけるはずです。
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