対処

モラハラを治すには?別れる前に一度、考えてほしいこと

不機嫌な夫に振り回されて、疲れた…

どうやら、自分はモラハラされていたみたい。

モラハラをやめてほしい!夫のモラハラを治したい!

そんなことを思って、ネットで検索してみると「モラハラは治らない」って書かれている記事が多い・・・「あぁ、無理なんだ。ならもう、別れるしかない」と頭をよぎる。

 

あなたは夫がしてきたモラハラについて、冷静に振り返った上で判断してますか?

モラハラについて、よく調べて理解を深めず、考えずに結論を出してしまっていませんか。

本当に自分が納得した上で、選択できてますか?

 

物事にはスピードが大切な時もあります。でも、焦ってはいけない時もあります。

夫と別れるかどうか・・・なんて人生の一大事です。

「モラハラは治すのは無理。別れるしかない!」とネットに書いてあったから・・・と深く考えずに安易に別れを選ぶと後悔するかもしれません。

 

モラハラ夫とは言え、もともとはあなたが一生、一緒にいたいと思って結婚した相手です。

後悔だけはしたくない、やることだけやって、それでもダメなら別れもやむをえないそんな風に考えるあなたへ、今回はモラハラを治すには?離婚する前に一度、考えてほしいことについてお伝えします。

モラハラを治すには?別れる前に一度、考えてほしいこと

モラハラを治すには?

モラハラは治る?

モラハラは治る人もいます。

モラハラを治すには、本人がモラハラだと自覚して「モラハラを治す!自分を変える!」という強い覚悟が必要です。

自覚や覚悟をするきっかけになるのは、大抵、自分が痛みを伴う時。「モラハラしてると自分にデメリットしかない!」と本人が気が付いたときです。

そして、モラハラを治すと言うことは、モラハラしてしまう特性をもった自分を一生涯、コントロールし続けること。終わりのない自分との戦いを続けることになります。

そんなチャレンジを受け入れて、我慢や忍耐力を身に着けるために自分を成長させる努力ができる人なら、きっとモラハラを治せるでしょう。

治るモラハラ

まず、モラハラする加害者の自覚と覚悟がなければ治りません。

モラハラとは精神的な嫌がらせのこと。

被害者が精神的な苦痛を感じれば、ある意味、どんなものであってもモラハラと言えるでしょう。そのため、モラハラには様々な種類や程度のものがあると言えます。

性格的なもの、もともと強気だったり、言い方がキツイ、えらそうで横柄、自己中やワガママの度合いが高いような人で被害者がモラハラで悩んでいた場合は、加害者本人が自覚をして、本当に心を入れ替えることができたなら、モラハラは治る可能性があるでしょう。

治らないモラハラ

モラハラ夫が自己愛性パーソナリティ障害をもっている場合、モラハラはほぼ治りません。

そもそも、自己愛性パーソナリティ障害をもっている人は脳の構造が私たちとは少し違います。

 

私たちの脳には脳の司令塔といわれる「前頭前野」と呼ばれる部位があり、そこは「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」など、人間にとって重要な働きを担っています。

しかし、自己愛性パーソナリティ障害の人は家庭環境などなにかしらの原因により、脳が委縮したまま成長して、前頭前野が機能不全になっている場合があります。

前頭前野は共感力とも密接に結びついており、前頭前野がうまく機能していないと共感力が低くなります。

 

共感力は自分から相手に共感できる力。他人の考えや主張に、その通りだと感じたり、同じ気持ちを持ったりできる、コミュニケーション能力です。

モラハラ夫と話していても全く共感してくれない・・・と感じたことはありませんか。

どんなに妻が目の前で泣いていたり、苦しんでいても自己愛性パーソナリティ障害をもつ夫は「俺には関係ない」と思って興味もありません。共感力がないので、罪悪感もありません。

罪悪感も感じなければ、「自分がモラハラして妻を気づけてしまった!」という自覚も気づきも生まれないのです。

本人がモラハラを治すという発想にもならないため、モラハラを治すことは不可能に近いでしょう。

結論を出す前に一度、考えてほしいこと

あなたの心は大丈夫ですか

モラハラ夫のモラハラが治るのか・・・というのも気になることですが、それと同じくらい、あなたの心は大丈夫かということが心配です。

モラハラを受け続けると自尊心を失い、自分に自信がなくなるので、自分以外の何か依存しやすくなります。

依存は、子供だったり、お金だったり、恋愛だったり、お酒だったり・・・自分も周りの人も苦しくさせる可能性も。

忘れてはいけないこと

モラハラ夫から離れることで、時間が解決して徐々に自分を取り戻せる・・・ということもあるかもしれませんが、モラハラを受けやすい自分の一面があることを忘れてはいけません。

別れるにしろ、共存するにしろ、そのほかの道を選ぶにしても、あなた自身がモラハラを受けやすい自分の一面を自覚したり、それをカバーする心の強さを持つことができないと、カタチを変えてモラハラを受けたり、何かに依存をして、生きづらさを抱える状態になってしまいます。

自分を振り返ってみることのススメ

今すぐではなくていいので、あなたの心が落ち着いたら、一度自分を見つめなおす機会をつくってみましょう。

自分の考え方のクセや思考のクセに気が付くことで

「自分はもともとの劣等感が強かったかもしれない。」

「察しての気持ちが強くて、ストレスを溜めやすかった」

「もともとネガティブで自己卑下が多かった」

「人に嫌われるのが怖くて、必死でいい人になってる自分がいた」

「自分のことを大切にできていなかった」など、

全面的に夫が悪いと思っていたけれど、自分にも至らない点があったことに気が付くかもしれません。

自分の課題に気が付くことができるのは、大きな一歩です。

そして、自分が気が付いたことを改善していくことができば、今後、あなたはどんな道を選択しても、次のステップに必ず活かすことができるでしょう。

おわりに

いかがでしたか。

今回はモラハラを治すには?別れる前に一度、考えてほしいことについてお伝えしました。

モラハラはまず本人の自覚がないと治りません。

「いつ自覚してくれるんだろう・・・」と夫頼みでいると、一体、いつ治るのか、解決するのかわかりませんね。

夫に無理やり気づかせたり、自覚を持たせることはできませんが、

自分を変えることは自分だけでできます。

モラハラされやすい、自分の特性を知り、自分を大切していく…その過程であなたの中で気づきが出てきたり、納得した上で冷静な決断ができるようになるかもしれませんよ。

 

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