夫のことが好きだし大切なはずのに
夫にだけ優しくなれない…
夫にだけキレてしまう・・・
夫に対して「バカ」「クズ」などの暴言を吐いてしまう・・・
言った後に後悔ばかり。
謝ると夫も許してくれるけど、そんな繰り返しが日常茶飯事だから、
いつか夫の我慢の限界が来るんじゃないかと怖くなる・・・
どうしたらいいんだろう・・・
今回はモラハラやめたい・・・自覚があるのに治せない時、考えてほしいことについてお伝えします。
モラハラやめたい・・・自覚があるのに治せない時、考えてほしいこと
夫にモラハラをやめたいのに、やめられないのはなぜ?
身近で心許した存在
夫にだけあたってしまう、キレてしまうのは
夫があなたにとって、大切な存在で近い存在だから。
素の自分をさらけだせる、それだけ安心できる心許せる人ということでもあります。
しかし、心許すことと甘えることは違います。
親しき中にも礼儀あり…夫婦といえど他人です。自分と同じ人間ではありません。
無意識に相手に期待してしまうから
心を許しているからこそ、その反動で「私のことをわかって!」という気持ちが高まりますよね。
親しければ親しいほど、近ければ近いほど、無意識にその要求がエスカレートとして、どんな自分でも受け入れてほしいという気持ちが強くなります。
夫なんだから全て受けて入れてほしい、付き合うのが当然と思ってしまいがち。
でも、夫はあなたの所有物ではありません。
あなたと夫は別人格です。夫には夫の考え方があり、信念があり、人生があります。
いくら夫婦とは言え、夫が自分と全く同じように感じる、考える、全てをわかることはありえないのです。
親からもらえなかった愛情を夫に求めているから
幼少期になにかしらの理由で、親からの愛情を十分に感じて成長できないと、生きづらさを感じるアダルトチルドレンになってしまう場合があります。
十分に愛情を注いでもらったという実感がない、
信じてもらえなかった、
認めてもらえなかった、
どんな自分も愛してもらいたかったという思いで、あなたの中に小さかった頃のあなたが傷ついたままいるかもしれません。
自分のわがままに見捨てずに付き合ってほしい、どんな自分も受け入れてほしい気持ちが無意識のうちに行動に現れて、近しい夫に足して、不足した親からの愛用を得ようとしてしまう場合があります。
自分が疲れている
現代で暮らす私たちは多忙です。
そして、SNSで人と簡単につながれる反面、必要以上に人と比較してしまったり、落ち込んだりする機会も多いです。
無意識のうちに疲れやストレスが溜まっています。
それなのに、睡眠不足や不規則な生活、栄養バランスの乱れた食事、運動不足などストレス発散や心身の休養を十分にとれないまま日常を送っています。
休養がとれないままだと、脳も十分に機能しません。
脳には理性や感情を司る器官がありますが、それが機能不全になって、イライラしやすくなったり、理性的に物事を判断したりすることが難しくなってしまいます。
育児や家事、仕事で忙しくて心に余裕が持てない
多忙な毎日の中で、時間に追われて1日があっという間にすぎていく・・・
ほっと息をつく暇もなく、毎日やるべきことに追われて必死に過ごしている。
そんな時って、当然、心の余裕がありません。
心の余裕がなければ、人に対して思いやりの気持ちをもったり、許したり、気にしないでいることって難しいです。
夫が家事に協力的じゃない
忙しい毎日の中で、自分は家事・育児・仕事でフル活動してヘトヘト。
その隣で気が付いたら、夫は仕事から帰ったら寝転んでゴロゴロしている…
イラっとする気持ち、わかります。
「手伝って」「助けて」と可愛くお願いできたらいいですが、自分の心に余裕がないと可愛くお願いもできません。
そもそも、みんなの家なのに、私たち二人の子どもなのに、手伝うっておかしくない!?
あなたも当事者だよね!?
とぶつぶつ思ってしまう気持ちもすごくよくわかります。
まして、責任感が強かったり、努力家で頑張り屋さんのあなたなら、もともと人にお願いするのが苦手だったり
「自分がやったほうが早いや・・・」
「どうせ、嫌な顔されたり、いつやってくれるかわからないから自分でやっちゃおう」
と思っているのにイライラしてしまうなら、
自分のキャパを超えて自分で抱え込みすぎてしまっているかもしれませんよ。
長い人生、頑張りすぎると息切れします。知らず知らずのうちにストレスもたまりますし、身体も疲れます。
なによりも、無理すると長続きしません。
甘えたり頼ることができない
夫にお願いしたり、頭を下げる、助けてというのは抵抗を感じてしまう。
自分には無理!と思ってしまってるあなた。
気持ちはよーくわかります。かつての私もそうでした。
お願いする=相手にやってもらう=相手の好意を自分が受け取るということ。
受け取り上手になっていくのは、長い目で見ればあなたがラクになりますし、家庭生活を夫婦で営めるようになるのでメリットがいっぱいです。
- 夫にできることはお願いする。
- お願いしたら、あとは相手に任せる。口出ししない。
- 気になるし口出し手出ししたくなりますが、見て見ぬふりをしてください。
- やってくれたら、大げさに感謝。
- やらなかった責任は夫にとってもらう。
- これは、いじめでもヒドイ事でもありません。
- 相手を信じて委ねる。相手を一人のまっとうな大人として取り扱っている行為です。
- あなたにとっては忍耐のトレーニング。
- 何度でも繰り返しチャレンジすることで身についていきます。
あなたが笑って毎日を過ごすために、自分がラクになる方法を考えましょう。
モラハラの自覚があるのに治せない時、考えてほしいこと
愛とは何か
夫に当たり散らして、モラハラしても
「夫のことが好きなんです。大切なんです。でも当たってしまう。」
「喧嘩した時以外は、すごく仲が良いんです」
と言う方がいます。
でも、それは自分の感情を最優先にして、不安から自分の都合で怒り出して、相手に当たっている状態。
たまたま相手が許して我慢してくれたから、仲良く過ごすことができているだけ。
愛は恋とは違います。
愛は与えるもので、自己犠牲で、恐れを手放して相手を信じることす。
見返りを期待しません。
言葉で愛していると言っていますが、言葉と行動は一致してますか?
あなたの行為は本当に愛情でしょうか。
自分の都合よく相手を利用する、相手を振り回すのが愛ではありません。
自分は愛する行為ができているのか
愛しているなら、受け入れてと思ってしまいがち。でも、
反対にあなたも夫を愛しているなら、愛することを相手に求めるのではなく、
愛を注ぐ行動を自分は夫に対してできているのか、振り返ってみましょう。
愛しているといいながら、
- 求めてばかり
- 不満をいってばかり
- キレてばかり
では愛情を相手に注いでいるとは言えません。
相手が自分の望んでいる要求に応えられない時、
- 相手を認めたり
- 受け入れる
- 信じて待つ
- 譲る
ことはできていますか。
あなたと同じように、相手には相手の容量や優先順位、考え方、価値観などがあります。
それを尊重する姿勢がもてているでしょうか?
モラハラを治したいと思ったら大切なこと
まずは自分で自分を幸せにする
自分のことを相手にわかってもらおうとする気持ちはいけないの?
自分のことを愛してほしいって思うことはワガママってこと?
そんな風にあなたは思ったかもしれません。
私たちはどうしても自分本位で物事を考えてしまいがちです。
100%相手に尽くすことは実際には難しいですし、夫には夫の人生があるように、あなたにはあなたの人生があります。
ここで、言いたいのは自分の欲求を最初から誰かに満たしてもらおうという期待は持たないほうが良いということ。
そのうえで、自分の欲求に自分で応えていく努力をしてみることをおススメします。
私たちは、意外と自分とのことを自分でわかっていません。
自分は
- どんなことが好きで、
- どんなことが嫌いで、
- どんなときに喜びを感じるのか、
- どんなことが許せないのか。
- どんな風に生きて生きたいと思っているのか。
たぶん、ポンポンと答えられる人は多くないと思います。
つまり、自分の欲求がなんなのかハッキリわからずに相手に解決することを求めている状態であることが非常に多いのです。
自分で自分を満たすことは、自分で自分を幸せにすることとも言えます。
自分が落ち込んだ時、自分が悲しくなった時に
自分で立ち直るスイッチを入れれるようになるということ。
自分の問題なのに相手ありきで、誰かに解決をお任せするのではなくて
自分で解決や改善方法を探していく、自分を知っていくことなのです。
まとめ
いかがでしたか。
今回はモラハラやめたい・・・自覚があるのに治せない時、考えてほしいことについてお伝えしました。
あなたが夫にモラハラしてしまう理由をいくつかあげましたが「自分、全然ダメじゃないか・・・」と自分を責めて落ち込む必要はありません。
落ち込むエネルギーは改善していくためのエネルギーに変えることができます。
考えてほしい事でもお伝えしましたが、気が付いたときから改善していく、行動していく姿勢が本当に大切です。
開き直って「しょうがいないでしょ」「したかないじゃん」となってしまわずに、
「また、やってしまった」「どうにかしたい」と悩み苦しみながらでも行動できるあなたなら、きっとモラハラを克服できます。
夫をはじめ、あなたを見捨てずにサポートしてくれる周りの人がいることに感謝して前進していきましょう。
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