離婚

モラ夫と離婚しようと思った時にやるべきこととその順番とは!?

モラハラ夫と離婚する!

色んな感情があるけれど、自分でそう覚悟したあなた。

さて、何からはじめればいいのだろう。

本人へ申し出はどうやってするのがいいのかな…

お金は大丈夫かな…

子どもたちへの影響は最小限にしたい…

様々な疑問や不安も湧いてくると思います。

今回は離婚すると決めたあなたに、モラ夫と離婚しようと思った時にやるべきこととその順番とは!?についてお伝えします。

モラ夫と離婚しようと思った時にやるべきこととその順番とは!?

はじめに

新婚なのか熟年なのか、子供の有無、共有財産の状況(不動産をもってる、借金があるなど)夫の性格、あなたの今後の希望(地元に戻るのか)、協力体制がどの程度見込めるのかなどで、やること、やったほうが良いことも異なります。

今回の記事ではすべてを網羅することはできないため、あくまで一般的な流れでお伝えしたいと思います。

また、こちで書いてることは、あくまで私の経験談からの内容になりますので参考として。最終判断は自己責任でお願いします。

離婚しようと思った時の心構えについてもお伝えしてるのでよかったら参考にしてみてくださいね。

離婚前にやること

1.当面の生活費の確保

離婚した後、生活再建をしていく期間(6か月~1年くらい)はなんとか暮らせるだけの生活費は手元にありますか。

婚姻中の預貯金は財産分与で半分にされてしまうので、たくさんあると思っても、1/2で試算してください。

独身時代の貯金だったり、あなた名義で家族から贈与された金品ならあなたのものです。

もし、なければヘソクリをしたり、お金を貯めることから始めましょう。

自分の生活費ってそもそも最低いくらあればいいのか、

離婚したら、住まいはどうするのか、車が必須になるのかなどで事前に手元に必要なお金の試算ができるはずです。

仕事をしていなければ、節約する、仕事を始める、副業を始める。

まずは軍資金を貯めましょう。

2.共有財産の把握

結婚してから築いた共有財産がどの程度あるのかを把握しましょう。

離婚日もしくは別居日時点の残高で分けられます。

預貯金、株・証券…現在の残高から婚姻日の残高を差し引いたもの。結婚してから作った通帳だけではなく、それぞれが持っている独身時代のものも含めます。(結婚後、全く変動がないものは入れなくてもOKです)

保険・退職金…離婚日もしくは別居日に解約した・退職した場合で試算をします。保険会社や勤務先に依頼しても1週間以上はかかります。

学資保険なども子ども名義であっても、支払いが夫婦であった場合は財産分与の対象とされてしまいます。子供のためのものだから、対象外にするように言っても、相手が同意しなければ、法的には財産対象とされて、私は理不尽な悔しい気持ちになった経験があります。

不動産・奨学金などのローンや借金…名義・ローンがどの程度残っているのか。

共有財産のリストを作って、金額を入れてみましょう。

可能であれば、相手方の共有財産を証明するもののコピーをとっておくのが良いでしょう。

3.貴重品、生活必需品をまとめる

あなたの預貯金や保険証書、権利書、印鑑(旧姓と現在のもの)、など貴重品をまとめておきましょう。

運転免許証や保険証なども携帯しておきます。

家を出たら、二度と戻らなくても後悔しないように、大切なものや自分の手元に置いておきたいものは、持ち出せるようにしておきましょう。(もしくは、実家に送ったり、レンタル倉庫を借りるのもオススメです。)

4.住む場所について考える

離婚もしくは別居後の住まいについてどうするのか、考えておきましょう。

家がホームベースになります。仕事をするにせよ、子供がいる場合は学区もあります。

どの場所にするのがいいのか、また家賃の相場だったり、金銭面の確保はできるのか、

実家を頼るのか、公営住宅に申し込んでみるなど、候補を考えましょう。

最初は小さく暮らして、まずは生活を落ち着かせることを最優先にしましょう。

身の丈に合った生活が大切です。

4.行政や専門家への相談

市役所や保健センターなど公的機関にはシングルマザー家庭の相談に乗ってくれます。

情報収集のつもりで、一度、相談をしてみると良いでしょう。

シングルマザーだと手当関係の案内もしてくれます。希望すれば、公営住宅についても教えてくれたりしますよ。

また離婚後、市区町村をまたいで転居をする場合でも、転居先の自治体に情報共有をしてくれる場合があるので心強いです。

また、子供がいても、いなくても都道府県ごとにある女性センターだったり、市区町村の女性相談で相談に乗ってくれます。

都道府県の女性センターでは、無料で弁護士さんに相談できたり(30分、要予約の場合が多い)、臨床心理さんに話をきいてもらうこともできたりします。

また、子供のこと(親権、養育費、面会交流)だったり、相手方が離婚に応じてもらうのが難しそうだと思ったら、法テラスへ電話をしてきいてみたり、法律相談をしてみるのもよいでしょう。(無料、要予約)

モラハラ夫とはスムーズに離婚するのは難しいと思ったほうがいいでしょう。

離婚を拒否されるか、あなたが完全に不利な条件で離婚を強制されようするなど、円満に当事者の話し合いによって解決するのは至難の業だと思っておきましょう。(そもそも、当事者でしっかりと話し合いができていれば、モラハラだったり、あなたが離婚を決意する結果になっていないはずなので…)

弁護士などの第三者に介入してもらったほうが、あなたの心労が少なくて済んだり、必要なことについて話し合って決めることがしやすかったり、長期化せずに離婚できる場合もあります。

金額は数十万はかかるのでかなり高価ではありますが、法テラスを利用すれば、分割で支払うなどもできます。時間をお金で買うという方法もあるのだと覚えておいてくださいね。

本当に使うかどうかは、わかりませんが、離婚は長丁場です。そして、利権がからむので、揉めます。気持ちも不安定になります。

実務面、精神面ハードになる事間違いなしなので、利用できる機関や情報はできるかぎり駆使して活用しましょう!

 

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5.相手が有責の場合は証拠集め

モラハラされていたんだから、慰謝料はとれるはず!と思っていると、なかなか難しいのが現実です。とれたとしても、100万前後とあなたが受けた苦痛に比べればかなり安いものです。

実際のところは、家庭内で行われているので、なかなか証拠が残らない。

証拠になるもののとしてはICレコーダーでモラハラされている暴言を録音したり、ラインで脅されているメッセージのやりとりをスクショなど。手帳に細かくモラハラされた内容を書き留めておく、日々の日記などは客観性には欠けるので証拠としては弱いのですが、ないより、あったほうが断然よいでしょう。

慰謝料を話し合いの中で払ってくれる場合もあるかもしれませんが、モラハラ夫はそんな自分の非を認めることはしません。

合意で慰謝料がもらえないなら、裁判をして判決で慰謝料を命じてもらうだけでの有力な証拠が必要です。

誰がどう見ても、モラハラしている、あなたに精神的な苦痛を与えたと思ってもらえるような証拠が出せるのか…がかなりハードルが高いのですが、ポイントになります。

ただ、裁判までいなくても、第三者がいる前でモラハラになる証拠を出すことで、こちらの条件をのんでくれやすくなるなど、交渉に使える手段のひとつになるので、ないよりはあったほうが絶対に良いです。

6.公正証書の作成について調べる

子どもがいる場合など、養育費の支払いは一括でもらわない限り、20年近く続くものになります。

※養育費を一括でもらうのは相手の同意がないとできません。

長い年月の権利を行使してもらうように、守らなかった場合に財産の差し押さえができる公正証書を作成しておきましょう。

作成は弁護士さんだったり、行政書士さんなど専門家にお願いできるますし、自分で作ることもできます。

作った書面を公証役場と言うところにいって、公的な書類にしてもらう必要があります。(夫婦二人で出向く必要があります。※代理人も可能です。)

行政書士さんにお願いしたほうが費用は安いですが、法律的なアドバイスは弁護士さんしかできません。行政書士さんに依頼する場合は完全に内容が決まった状態のものを書いてもらうように依頼するようになります。

※調停や裁判をやれば、裁判所から調書が出されるので、それが法的な効果があるので公正証書は不要です。

相手へ離婚の申し出

離婚を伝える時の場所は家の中よりも、第三者のいる、喫茶店などのほうが一目があるので危害が少ないのでオススメです。

特に相手がモラハラ夫の場合は、家だと相手のペースに巻き込まれてしまう可能性が高いの。

相手に対面で伝えるのも辛いということであれば、あなたが別居した時点で弁護士さんにはいってもらって、弁護士を通じて夫と話し合いをするというのも一つの手です。

いずれにしても、気持ちとかを相手にわかってほしいという気持ちは捨てて、端的に用件だけを伝えましょう。

また、相手方にも感情があります。考えたり、冷静になったりする時間も必要です。

どんな状況下であったにせよ、一時的には結婚していた相手です。相手への礼節や感謝、敬意をもって対応しましょう。

相手が激怒したり、泣いたり、落ち込んだりする姿を見せても動ぜず、急かしたりせず、一定期間は待つ覚悟を持ちましょう。

離婚後にやること

氏名・住所変更

離婚後、改名して新しい戸籍ができたら、運転免許証など身分証の変更をしましょう。

子どもの戸籍を取り寄せて、あなたの姓に変更する手続きを家庭裁判所で行います。

各種名義変更

運転免許証、身分証、保険など、名義変更の手続きは漏れなく一気にやってしまいましょう。

年金分割

離婚後、2年以内なら請求することができます。

年金分割とはhttps://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/kyotsu/rikon/20140421-04.html

お住いの区域にある日本年金機構へ予約をして、請求を忘れずにしておきましょう!

離婚手続きについておススメ本

離婚しようと決意したら、ぜひ一読してみてください。

離婚の手続きややるべきことについて網羅的に書かれていて、読みやすいのでおススメです。

 

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まとめ

いかがでしたか。

今回はモラ夫と離婚しようと思った時にやるべきこととその順番とは!?についてお伝えしました。

離婚時はやることが多くて大変です。

ただ、そんな時こそ、手続きなどは冷静にスピード感をもって、自分でできることはさっさと済ましてしまいましょう。

そして、初期段階の考えたり、事前に準備することは入念に時間をかけましょう。

あなたが少しでも後悔が少ない離婚ができることを応援しています。

 

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