あなたは夫からこんな言葉を言われたりしませんか。
「お前は育ちが悪い。」
「頭、おかしいんじゃない。」
「メンヘラって自覚しろよ。精神科に行ってきたら?」
「社会不適合者」
言われて傷つく一方で、心の中では「そうかもしれない・・・」と思う自分もいて言い返せない。
夫の言うように、生きづらさを感じる自分。
そして、
- 家事が得意じゃない自分
- 行動が遅かったり、物わかりの悪い自分
- 人間関係やコミュニケーションが苦手な自分
できていない自分もたくさんがいる。
なによりも、
夫は仕事で疲れているから・・・
ストレスが溜まっているのだろう・・・
八つ当たりするのは心許せる私に甘えている証拠なんだ・・・
そんな風に夫をかばって、自分を納得させて気にしないようにしてる
もしそうなら、待ってください!
あなたの夫の発言は人格否定です。
どんな理由があろうと、どんな間柄であろうと、人格否定していい理由なんてありません。
あなたは夫にモラハラ洗脳されてしまっているかも。
今回は私の経験談を踏まえて、人格否定してくるモラハラ夫に負けない!洗脳から自分を解放する方法についてお伝えします。
人格否定してくるモラハラ夫に負けない!洗脳から自分を解放する方法
人格否定してくるモラハラ夫に負けない!
はじめに
モラハラ夫からの暴言の数々。
その中でも人格否定のような言葉は深く傷つけられます。
あなたはどんなことを言われてきましたか?
私は自分・家族・友達・地元・・・あらゆることをさんざん言われてきました。
今でも思い出すとムカッとしますが、あなたが記事を読んで「自分だけじゃなかったんだ。」と何か一つでも参考に思ってもらえるなら、嬉しいです。
ありえない人格否定発言①
実際に私がモラハラ元夫に言われた人格否定発言をまとめてみました。
テレビや本を読んで、感想を言うと、頻繁に「頭がお花畑」と言われます。
それは微笑ましい言い方ではなくて、軽蔑するような見下したもの。
夫の意見と同じじゃないと、認めてもらえない。
夫と意見が違うものについては、誰であろうとなんであろうと
しょーもなっ!
キチガイ!
社会のゴミ!
死ねばいい!
とボロクソに言う。
毎回、こんな風に言っている姿を見てると発言するのが怖くなっていきます。
また自分も何度も言われることで無価値観が高まって、何も言えなくなっていきました。
ありえない人格否定発言②
お前の親は頭おかしい。
お前の地元の友達も傷のなめ合いしてるだけ。
田舎で閉鎖的で排他的で教養もない奴多すぎ。ホント無理。しかも老害ばっかだし。ホント、早く縁切れよ!
自分の家庭環境や成育環境、過去についての全否定発言です。
親を否定される、家族を否定される、友達を否定される・・・それは自分を否定されているのと同じくらいの痛みです。
たしかに、第三者から見たら、不思議に思う習慣や関係性もあるでしょう。
でも、それはお互い様。
相手の家族や生まれ育った環境を一方的に否定するのは夫婦関係を悪化させるだけ。
自分は正しくて正義と思っているので、夫はひたすら妻の親族や友人を悪いと言い続けます。
大切な家族・友人を悪く言われる悲しみと、大切な夫から大切な人を否定される悲しみ、自分を否定されるような悲しみで3重で傷つきます。
傷ついたことを伝えても
「なんで傷つくの?意味わからんけど。」
親や友達のこと言ってるだけじゃん。あなたのこと否定しているわけじゃないのに、なんでそんなことで俺を怒るわけ?おかしくね!?
となぜかいつも良くわかない方向に論点がすり替わっていく・・・
結局いつも私が
(…なんかモヤモヤ。)
と謝って終わっていました。
ありえない人格否定発言③
ホントにそんなんで、子供産んで大丈夫なの!?
お前が母親なんて子供が可哀そう!
あなたは夫をいじめるひどい母親!
お前は子どもの母親になる資格ない!
妊娠中、家事も満足にできない、体調不良でイライラが強まって、感情的になってしまうことがありました。
その度に、
そんなことで怒るお前はおかしい!
妊婦だから、気を遣って思ってるだろう!お前の考えはおかしい!
妊娠は病気じゃない!
お前の考えは間違ってる!
甘えてる!
親の育て方が悪い!
と説教を受け続けました。
夫からは、家事の協力や励まし、労わりの言葉はなく、精神的に追い詰めるような冷たい発言ばかりでどんどん追い込まれていきます。
人格否定され続けると
モラハラ夫から日常的に人格否定を受け続けると、あなたの心身は間違いなく大きなダメージを受けます。これは断言します。
例えば
- うつやパニック障害
- 生理不順
- 寝た気がしない
- 原因の分からない体調不良
- 頭痛・腹痛
など身体や心に影響が出ます。
蓄積されたストレスによって、あなた自身もイライラしやすくなったり、虚無感や倦怠感を慢性的に感じるようになります。
【私の経験談】
結婚してから、生理周期が大幅に長くなって、生理前症候群(PMS)が重くなりました。
また、外出するのも億劫でだるい、疲れがとれないような状態がずっと続きました。
はじめは、引っ越しなどの環境の変化によるストレスかな・・・・と思いましたが、半年経っても1年たっても良くならない。
むしろ、どんどん悪化していきます。
いつもイライラして、今まで好きだったことをやりたいと思わなくなったり、何か新しいことに挑戦しようとか、楽しいとかそういう感覚がなくなりました。
ただただ、毎日をただただ無気力に過ごして、疲れ切って眠る。
当時は原因もわからず、「怠惰な自分」「だらしない自分」「楽しめない自分がダメなんだ」と自分を責めるばかりでした。
それに追い打ちをかけるように、夫の発言…
そんな風に言われ続けていると、動くこともできず、休むこともできず、夫に言われるがままに従って生きるようになっていきます。
あなたは悪くない
夫とのやりとりを思い出したり、人に説明しようとするときに
「自分にも悪いところがあったから…」
「いや、自分も良くなかったんですけどね。」と思ったりしてませんか。
そう言いたくなる気持ちわかります。
でも、ハッキリ言います。あなたは悪くありません。
実際にはあなたにも非はあったかもしれません。
人間は完ぺきじゃないので、100%自分に過失がないとは言い切れないでしょう。
でも、夫だって悪いですよね。というか、十分ひどいです。
責任割合を考えてみると50:50ですか?いや、絶対違うと思います。夫のほうがかなりの割合でひどくないでしょうか。80:20とか90:10とか。
自分のことは一旦、棚にあげてください。
あなたは十分、反省してます。自分のいけなかったことをわかっています。
だからもう、自分で自分を責める必要はないのです。
やってしまった過去のことよりも、これからのことを考えていきませんか?
洗脳から自分を解放する方法
気が付くこと
まずはモラハラされていたことに気が付いてほしい!
- 自分はモラハラ受けていた!
- 自分では気づかないうちに、モラハラに洗脳されていて、夫の顔色見て夫に合わせて生活してしまっていた。
- 自分を見失っていた!
小さな違和感や「あれっ」と思う感覚を大切にしてみてください。
あなたの軸は「自分」ではなく「夫」になっています。
あなたの言動が夫ありきの夫よりになっていることにまずは、気が付くことです。
行動するときに「本心で自分はそれをしたいのか」「やっているのか」を自分に問いかけてみましょう。
相談しよう
夫婦のこと、家庭のことを他人に話すのは気が引けるものです。
夫婦のことについて、なかなか自分の本心を出すのは勇気がいります。
親や友人だと尚更でしょう。
そういう時は守秘義務のある第三者に話を聞いてもらうのもいいですね。
大切なことはあなたが信頼して話ができる相談先を見つけることです。
行政機関でも女性相談や生活相談といった無料の相談先がありますし、電話相談を受け付けているところもあります。
また、臨床心理士や夫婦関係・モラハラの専門家のカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
モラハラは孤立化しがちです。一人で抱え込まず、まずは誰かに相談してみましょう。
距離をおこう
モラハラ夫の洗脳をとくためには、精神的に自立することが必要不可欠。
心の距離を置くことが大切。
手っ取り早いのは、別居をして物理的な距離を置くこと。
モラハラ夫の影響を受けずに生活を送ることで「モラハラ夫がいなくても自分でやっていける」という自信につながり、心の距離をつくることができます。
一方で、事情があって別居は無理、頼れる人もいない、夫に気持ちが残っているから別居とかは考えていない…そういう方もいるでしょう。
その場合は一緒に過ごす時間を減らしましょう。
同じ空間にいないことです。トイレやキッチンにいる、散歩や外出を増やして顔を合わせる時間を減らす努力をしてみましょう。
今、あなたと夫の心理的な距離が近すぎる状態です。夫があなたの心の領域に好き勝手はいってあなたに悪影響を与えているので、とにかく距離をとりましょう。
自分の心を整えよう
夫婦関係とは本来、対等なもの。あなたが夫に対して「嫌なものはイヤ」やめてほしいときは、「やめて」と毅然とした態度で言える位、心を強くする必要があります。
自分が夫の意向に沿えない時、断ったとき・・・
夫はどんな顔をするだろう
気まずい雰囲気、嫌われたらどうしよう…そんな思いで断ることができない。
イヤイヤながら、相手に合わせてしまう。自分が我慢してしまう。
それだと、あなた自身はずっと無理をしっぱなしの状態です。
あなたの我慢や無理が続けば、ストレスがたまって、あなたもイライラしたり無力感で自分を疲弊させていくだけ。
長い目で見て、あなたが元気でいることが、夫婦としても家庭としても健全なことだと思いませんか。
自分の意見を伝える時、相手に対して断るとき、苦しいし嫌ですが、
我慢し続けて苦しみもがいて、苦しむのも辛い。
あなたはどっちの苦しさを選びますか?
なあなあに行き当たりばったりではなくて、ちゃんと自分で選択しましょう。
そして、選んだことに対してはそれを受け止める、受け入れる責任を意識していきましょう。
自分に対して約束したこと、責任をとること、小さなことでも積み重ねて続けていくと多少の不快感や苦しさは気にならない位、心がしなやかに強くなっていきます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は人格否定してくるモラハラ夫に負けない!洗脳から自分を解放する方法についてお伝えしました。
モラハラ夫の洗脳から自分を解放するためには自分の心を整えて、モラハラに振り回されない強い心をもつことが大事。
そのために、自分自身と向き合ったり、冷静に夫との今までの関係を振り返ったり、自分や状況を俯瞰(ふかん)してみてみることで学びや気づきがあるはずです。
あなたがそのための一歩を踏み出せることを、祈っています!
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