あなたは自分がいい妻だと思いますか？
周りから「いい奥さんだね。」「優しい奥さんでうらやましい。」と言われると私は嬉しく感じていました。
また夫からも「いい嫁だ」と言われたり、紹介されると嬉しくて「いい妻になりたい！」といい妻に関する本を買ったり、料理の勉強をしたり「夫のために頑張ろう！」と行動していました。
でもだんだんと上手くいかないことや夫の顔色や機嫌を伺うことが増えました。
「なんだか、疲れた・・・」そんなことを感じたら、あなたは都合の良い妻になっているかもしれません。
今回は都合がいい妻といい妻とはなにかについてお伝えします。
都合の良い妻になってる？いい妻ってなんだろう。
都合いい妻
べき思考に気づく
あなたが自分で思っている「いい妻」って、どんなイメージでしょうか。
私たちは自分の本心とは裏腹に無意識に誰かが決めたイメージや役割にとらわれてしまっていることがあります。
「女性像」「女性らしさ」「母親像」「妻像」など。
たとえば
女性はやさしくなければならない
妻は夫を立てなければならない
母は家にいて子どもが小さいうちは面倒をみなければならない
とか。
この誰かが決めた根拠が良く分からない「すべき」思考にとらわれすぎて、呪縛みたいになってしまって自分自身を苦しくさせている可能性があります。
あなたが自分で思っている「いい妻」像って、あなたが本心から望んでいるものなのかを一度、振り返ってみましょう。
いい妻の危険性
都合が良い妻とは、夫を全力で献身的に夫をサポートする妻のこと。
夫が自分のしたいこと、妻になってもらいたいこと、妻にしてほしいこと「だけ」をしてしまう。
そこに妻の自分の意思はなく、夫はどうかの「相手ありき」な状態です。
「夫のために・・・」「家族のために・・・」と頑張りますが、望んだ反応や結果が得られないとモヤモヤと不満をためます。
だんだんと「私はこんなにやってるじゃない！」と自己犠牲的な気持ちが出てきて爆発するか、我慢して自分を苦しくさせるばかりになってしまいます。
その根底にあるのは「相手に嫌われたくない」という気持ちです。
自分では自分を満たせる自信がないから、相手に幸せにしてほしい。
相手の基準に合わせて、相手のために行動する。私はこれだけあなたのために、やってる。だから、あなたも私と同じくらいの返してね。という本音が隠れています。
また優しくて、思いやりがあって、旦那さんを立てている妻は一見、いい妻に思えますが、夫が自分のやりたいように、自分の都合が最優先っていうのは夫を人間的に成長させません。
結婚すれば、家庭生活や子育て、介護、老いなど人生のあらゆる課題に夫婦で立ち向かっていきます。例えばあなたが妊娠して具合が悪くなった時に、夫の好き放題、自由にさせておいて、妥協したり協力し合う関係が成り立っていないと、どうなるでしょうか。
あなたが疲弊するか、家庭生活が立ち行かなくなるかのどちらかです。
都合のいい妻になっていると、長い目で見たときに、夫もそして自分自身も成長を止めて堕落させてしまう危険があります。
いい妻ってなんだろう？
いい妻・・・というよりも妻自身が「自分はどう在りたいのか」を考え、自分の本心からの「自分がなりたい妻像」をもっていて行動している妻は一人の女性として人間としてとても魅力的です。
それは夫をサポートしつつも、誰かが決めた役割にとらわれず、自分の人生を楽しく生きようと努力する姿です。
「家庭があるからできない」
「夫がだめだといったから」
「子どもがいるから無理」
「お金がない」など
といった、できないことよりも
「どうしたら、できるのか」に着目して小さくても一歩ずつそれに向かって進みます。
「自分で幸せになるんだ！」「自分で自分を満たそう！」と決めて、試行錯誤しながら進んでいく・・・自分の行動やその結果に責任と覚悟を持つので、自分のやったことに対して不満とか自己犠牲とかを感じにくくなります。
そんな姿勢だから、夫に対しても夫自身がどうしたいのか、どうありたいのか意思を確認して尊重することができるのです。
結果的に、目先の快楽よりも自己実現のための選択が増えて夫婦で人間的に成長します。
まとめ
いかがでしたか。
今回はいい妻とはなんのか、についてお伝えしました。
都合のいい妻は相手ありきで自己犠牲ばかりの妻のこと。
いい妻は「自分がどうしたいのか。どう在りたいのか。」を考えて行動できる妻のこと。
妻自身が自分の人生を自分自身を肯定できているかの違いです。
長い目で見た時に、どちらがいいかは一目瞭然ですね。
自分自身や周囲と「いい関係」を築くためには我慢して気を遣うことよりも、自分の本音や欲求など本心をさらけ出したほうが、結果的に上手くいきます。
あなたも自分の「～べき」の思考を手放して、自分の望みを知ることができると、今よりラクに、そして楽しく人生を過ごせるはずです。
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