特徴

回避性依存症の夫の特徴とは

あなたは回避性依存症という言葉を知っていますか?

夫のことがよく分からない。

夫と距離を感じる。

夫婦関係がなかなかうまくいかないと行き詰っているなら、

もしかしたら、回避依存症かもしれません。

 

回避依存症は病気ではなく、性格や特徴を表す言葉。

今回は回避性依存症がどんなものなかについて、お伝えします。

回避性依存症の夫の特徴とは

回避依存症ってなに?

回避依存症とは

回避依存症とは、「人との深い関係性の構築を避けている」状態の人を指します。

家族や友人といった親しい人も含めて他人と親しい関係になることを

自分から避ける行動

自分が100%安心できる場所を死守しようとする。

支配や束縛をされる可能性から自分を守る。

自分の思い通りにならなかったり、否定、命令されると「自分の身が危険」と判断して逃げる。

という点が共通しています。

なぜ、回避依存症になってしまったのか。原因を次から見ていきましょう。

回避依存症になった原因

原因1:幼少期の育てられ方

原因の一つに幼少期の育てられ方があります。

本人の意志にかかわらず、親の育て方次第で回避依存症になってしまう可能性が高くなります。

 

それは幼少期までさかのぼります。

赤ちゃんは泣くことで、空腹・おしっこ・寂しいことを親に伝えます。

その時、養育者(親)がすぐに気が付いて抱っこ・ミルク・オムツ・優しい言葉をかける。

 

その繰り返しの中で、赤ちゃんは

 

「自分は大切にされている。愛されている」と感じることができる。

 

甘えに応えてもらうことで

「ありのままの自分を受け入れてもらっている」

という基本的信頼感を持つことができます。

 

 

しかし、

養育者が子供の求めに応じなかったり、

ありのままの子どもを受け入れなかったり、

育児放棄を受けることで

子どもは一番身近な親との信頼関係が築けないまま成長していきます。

 

また、

親が自分の都合に子供を無理やり合わせたり、

自分の思う通りにしようとしたり、

過保護や過干渉などの下で育つと、

無意識的に親の愛情や家庭環境が窮屈だと感じ、

重すぎる愛情から逃げたくなったりします。

 

その結果、

他者との信頼関係を築くことができなかったり、

養育者からのコントロールや束縛から逃れたい衝動が強く働いて人間関係は辛いもの、窮屈なものと思い込むのです。

幼少期の影響で生きづらさを抱えて生きるアダルトチルドレンの表れ方のひとつが回避依存症と言えるでしょう。

原因②親の態度に一貫性がない

親の気分次第で

  • 時に可愛がられたり、
  • 時に怒られたり、
  • 時に拒絶されたりを繰り返していると、

子供は安心して愛情を感じる場所がありません。

 

子どもにとって親は絶対で世界の全てです。

親から「いつ拒絶されるのか」という恐怖を持ちながら、

毎日を過ごすので常に不安になります。

 

そのため、

一番身近な親と安心した信頼関係がもてず他人に対しても信頼することができなくなります。

原因③人間関係のトラウマ

過去の人間関係で深く付き合ってみたけれど、ひどく裏切られた、傷ついた経験がある場合です。

「二度とこんな思いしたくない!」とそれ以降、人間関係が淡白になったり、人と距離を置くようになってしまったケースが当てはまります。

もともとの性格(傷つきやすかったり、繊細な人)も関係して1回の裏切りで立ち直れない位、落ち込んでいしまう人もいますし、すぐに回復する人もいます。

回避依存症の種類

回避依存症のタイプ

回避依存症は主に4つの種類があります。

  1. 独裁者タイプ
  2. 搾取者タイプ
  3. ナルシストタイプ
  4. 脱走者タイプ

複数のタイプに当てはまる場合もあるので、あくまで傾向としてみてくださいね。

また、心理学者の中では④脱走者タイプのみを回避依存症とする場合もあります。

では、ひとつずつタイプをみていきましょう!

1.独裁者タイプ

なんでも自分の思い通りにしたい気持ちが強く、支配服従の関係をつくり、相手を支配したがる傾向があります。

「自分は正しくて、間違っているのは相手!」と上下関係を作り、相手をコントロールしようとします。無意識に相手の自己否定感を募らせます。

2.搾取者タイプ

損得で利害関係を考えており、相手の愛情や罪悪感に訴えて相手を利用してしまう。

「本当に悪いと思っているなら・・・」「私に対して誠意があるなら・・・」など、実態を見ることのできない「愛」とか「誠意」といった言葉を巧みに使い、感情に訴える、無言の圧力のような要求をする。

自分の思い通りにいかなかったり、要求が聞き入れられないと、しつこく責めたり不機嫌になります。

3.ナルシストタイプ

自分は特別な存在だと思い込んでいます。でも、他人に対しては「他者も特別な存在」という認識はありません。自己愛が強く、称賛を強く求め、理想を押し付ける傾向があります。

自分を否定したり指摘してくる人に対しては攻撃的です。

4.脱走者タイプ

4タイプの中で一番、回避依存症の文言でイメージが合うのがこの脱走者タイプ。

とにかく近づいたり、親密になろうとすると逃げてしまいます。

「自由」を求め、「束縛」を嫌います。束縛されたら最後だ、という強迫観念にとらわれています。

程度はあれど、男性の多くはその傾向がありますね。

対処

自分が回避依存症

自分が回避依存症かもと思ったら、まずは、その自覚をもってみることが大事です。

「今まで、人間関係がうまくいかなった」

「相手と深い関係になるのが怖い」と思ったら、疑ってみましょう。

そして、その原因である「どうして、人間関係がうまくいかなくなってしまうのか」「深い関係を恐れてしまうのか」について、向き合ってみましょう。

自分に向き合う行為は1人ではなかなか難しかったり、心が辛くなってしまうかもしれません。

その場合は心を整えるワークをやったり、カウンセリングなど専門家の力を借りて見ることも検討してみましょう。

 

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相手が回避依存症かもと思ったら

パートナーがが回避依存症かもと思ったら、回避依存症について正しく理解することが大切です。

とくに接し方に気を付けます。

どんな時も温かい気持ちで向き合うように配慮しましょう。

そして、突き放されたりしても、感情的にならず「自分は、一緒にいたい。突き放しても、自分からは手は離すつもりはない」と伝えましょう。

あなたが安心できる存在だとわかってくれば、次第に当たりも緩やかになっていきます。

また、あなた自身が相手に振り回されて精神的に参ってしまわないように、自分自身も大切にして適度に息抜きしながら付き合っていくことも大切です。

 

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まとめ

いかがでしたか。

今回は回避性依存症の夫の特徴についてお伝えしました。

なかなか夫との仲が深まっていかない、距離があると感じる人は回避依存症の可能性も疑ってみましょう。

特徴を知ったうえで、上手く付き合っていくのも一つの方法ですし、自分本位な人に振り回されて自分が疲弊してしまうのなら、関係を見つめなおしてみるのもひとつです。

あなたは「自分はどうしたいのか」「どんな夫婦関係を目指したいのか」を冷静によく考えて、それに向かって行動していきましょう!

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