毎日、夫婦喧嘩ばかり
子供が目の前にいるのに夫の言動にイライラして「なんで?!」と喧嘩になる
子どもが寝てから、「ふざけんな!」「いい加減にして!」と言い合って、口論がエスカレートしてしまう
何日か無視しあう日が続いたりする
家の中がピリピリしたり、どんよりと険悪な雰囲気になる
こんな状況は子どものために良くない…と思いますよね。
もちろん、夫婦喧嘩は子どものいないところでした方がよいですし、こんな毎日を子どもに見せたくないはず。
頭でわかってはいるけれど、どうしたらいいかわからない・・・
夫婦仲が険悪な状況では、気も休まらず、夫婦でいる意味がわからなくなったり、疲れますよね。
今回は夫婦喧嘩ばかりで疲れたと思っているあなたに子供への影響とそんな時に考えてほしいことをお伝えします。
夫婦喧嘩ばかりで疲れた…子供への影響とそんな時に考えてほしいこと
夫婦喧嘩はなぜ起こる
原因
夫婦の数だけケンカの原因もさまざまです。
日常生活のささいなことから、価値観の違い、生活パターンの違い、育った環境の違い、金銭感覚の違いや家事のやり方、育児方針、仕事や家庭生活に対する理想や考え方などたくさん考えられます。
いくら「好きだから」「愛しているから」と言って結婚した相手でも、自分と同じ人間ではありません。自分とは違う価値観や生活様式をもった者同士が一緒に生活をするので、衝突はつきものです。
私たちは自分に余裕がないと、人に優しくしたり、気遣ったりすることができません。
本当なら笑って受け流したり、気にしないでスルーできることが、家事に育児に仕事と毎日、忙しい中だと心の余裕がなかなかもてません。
わかってほしい
喧嘩して感情的になると、素直になれなかったり、売り言葉に買い言葉で傷つけるようなことを言ってしまったり、そっけない態度をとってしまうこともあるでしょう。
好きの反対は嫌いではなく無関心。
どうでもいい相手とは自分の労力や時間を割いて喧嘩をしようとは思いませんよね。
私たちは「わかってほしい相手」「わかりあいたい相手」だからこそ、わざわざ喧嘩をするのです。
甘えている
夫は親しい、近すぎる存在だからこそ、心のどこかで甘えがあるのかもしれません。
その甘えが結婚生活の中で知らず知らずのうちに
「このぐらい、やってよね。」
「夫なんだから、やるのが当たり前でしょ。」
「男なんだから、このぐらい当然でしょ」
そんな大きくなってしまっていませんか。
結婚した時のこと思い出してみましょう。この人と一緒に幸せになっていくと覚悟を決めて結婚したはずです。
夫が突然、病気になったり事故にあってしまったらと考えてみてください。
そうしたら、あなたは今日から一人で子供を育てながら仕事をして家事をして、家庭を支えていかなくてはいけません。
夫が今、こうして元気でいてくれるだけで感謝の気持ちが湧いてきませんか。
相手に幸せにしてもらうことばかりを求めていないか、自分を振り返ってみましょう。
自分の幸せは幸せは自分で決めることができます。
とらわれている
「女性はこうあるべき」
「いい妻とは・・・」
そんな誰かが決めた価値観に、あなたは知らず知らずのうちに、とらわれすぎているかもしれません。
自分で無理して「いい妻」「いい母」になろうと背伸びして、自分を苦しくしてしまっていませんか。
家事が完ぺきじゃなくたっていいんです。部屋のお掃除が行き届かなくてもいいじゃないですか、お総菜でもいいじゃないですか、
女性は家庭の太陽です。お母さんが元気でいることがその家のみんなにとって大切な事。
あなたが笑顔で穏やかな気持ちでいることが、夫にとっても子どもにとっても一番です!
夫婦喧嘩が子供に与える影響
子どもはよく見てる
子供の目の前で夫婦喧嘩していたら、もちろんわかりますが、子供が寝静まってからリビングで喧嘩する、子供の前では普通通り接しているけれど、夫婦2人の時は冷戦状態・・・それ、子供はわかっています。
親が喧嘩していること、言い争っていること、家の空気が悪いこと、敏感に感じ取ります。
親がどんなに隠そうとしても、子供はすぐにわかる。
子どもは夫婦喧嘩の原因を「自分が悪い子だから」と思い自分を責めてしまうのです。
影響
自分のせいで親が喧嘩をしていると思うと子どもは「自分がいけない子だから」「自分がいないほうが家族が幸せなんだ」と思い込んで、自己肯定感を低くしてしまいます。
また夫婦喧嘩の影響で子供の脳が委縮をしてコミュニケーション能力に支障が出てしまい、将来にわたって子供に悪影響を与えるという研究結果も報告されてます。
それ以外にも
- 落ち着きがなくなる
- 頭痛や腹痛などの身体症状がでる
- トイレの回数が増えたり、失敗が増える
- 甘えが強くなる(赤ちゃん返り)
- 精神的に不安定になる(イライラしたり、ビクビクする)
- 引きこもりや不登校
- 結婚に対して希望がもてなくなる
など、夫婦喧嘩の影響ははかりしれません。
喧嘩があってもいい、でも忘れないでほしいこと
喧嘩すること自体は悪いことではありません。
自分と意見が違う人と、どうしたら共存できるのか、お互いに協力して進んでいけるのかを探していく大切な手段です。
しかし、感情的に怒りや不満をぶつけるばかりだったり、人格否定や暴言、威嚇をしていて「だから、あなたはダメだ」などと言っていては、建設的な話し合いは成り立ちません。
感情的になってしまったり、相手を傷つけてしまったらちゃんと謝ること。
なんとなく「なあなあ」にしてしまわないことです。
自分が間違っていたらそれは悔い改めて、改善していくことが大切です、そして、そんな姿を子どもに示すことです。
両親がケンカしても、仲直りをする姿が見えると、子供はケンカのやり方と仲直りのやり方を学びます。
夫婦喧嘩を見せてしまったなら、それ以上に夫婦が仲良くしている姿や協力しあっている姿を見せていきましょう。
夫婦喧嘩の最中は子どもも不安がいっぱいでストレスも溜まっています。
ぜひ、夫婦喧嘩がひと段落したら、「あなたのせいで、喧嘩をしたんじゃないんだよ。不安にさせてごめんね。」と一言いって子供を抱きしめてあげてくださいね。
親がお互いの悪口を言い合っている喧嘩、どちらかの親が一方の親の悪口を子どもにいったりするのは本当にツラいことなのです。
子供は本来、どんな親であっても、親を愛したいものです。そのことをどうか忘れないでください。
まとめ
いかがでしたか。今回は夫婦喧嘩ばかりで疲れたと思うあなたに子供への影響とそんな時に考えてほしいことをお伝えしました。
もともとは他人同士の人間が夫婦として共同生活をするので、衝突があるのは当然です。
まして、子育てをしながらだと、父親・母親としての役割も増えるので、今までは自分のことだけを考えていればよかったですが、立場も変わりますから、一筋縄ではいきません。
本気で本音で、そして対等なケンカができる相手ってそんなに多くありません。そんな存在がいてくれることにも感謝したいですね。
そして、感情的に言い争うことはしないに越したことはないのですが、もし激しい夫婦喧嘩をして「また子供の前でやってしまった・・・」と失敗を後悔しても、挽回できます。失敗をどうやってリカバリーするのかが大切です。
夫婦がお互いに成長していく姿を見せるのが子供にとって、一番の教育であり愛情かもしれません。
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